カリフォルニア便り ーFROM OQ STUDIOー

~南カリフォルニアから~
陶芸家の器と料理、時々王様の日々

野菜炒めで作るスープ

2011年11月11日 | Food

スープはとても有り難い一品でございます。

寒い季節に身体が芯から温まりますし、火を通すことでお野菜の嵩もグーンと減って、

驚くほど沢山のお野菜を頂くことが出来、

水溶性のビタミンが溶け出したスープまで飲み干すのですから、ステキ

 

本日は野菜の旨味を存分に感じて頂けるスープをご紹介。

こちらは野菜炒めを作るところからスタートです。

どんなお野菜でも構いませんので、冷蔵庫の中のありったけのお野菜を使って、

お好みの味付けで野菜炒めをお作りください。

バラ肉などお使い頂いて構いませんが、基本、野菜だけで充分美味しく出来上がります。

ただ一つ、普通の野菜炒めと違うのは、味を濃~く付けて頂く様お願い致します。

もう、野菜炒めとしては味が濃過ぎる位、大盤振る舞いです。

もしも、お弁当のおかずや、お酒の肴に野菜炒めをご所望なら、

味を普通につけて必要量を取り分けた後、調味料を足して頂けば結構です。

野菜炒めを作っている間に、やかんにお湯を沸かしておいて下さい。

出来上がった野菜炒めに、熱湯をどぼどぼと注ぎます。

こちらは熱湯を注いだところ。

私はゆきひら鍋を料理の友として愛用しておりますが、

こちらの鍋ですと炒め物も出来てしまいますので、お湯を注ぐだけ。

そこに乾燥したままの春雨をはさみなどで食べ易い長さにカットしてそのまま入れます。

春雨が柔らかくなるまで2~3分。これで出来上がりです。

野菜炒めが濃い味に仕上がっていれば、調味料を足す必要は無いはずですが、

もしも薄過ぎるようであれば、調整して下さい。

 

今日は水餃子が食べたい気分でしたので、冷凍してあったものを茹でました。

このように、別茹でした水餃子を器に入れまして、

(お急ぎの場合、スープにいきなり餃子を入れてしまう荒技も有りますが、

餃子の分量が多いと、スープが小麦粉臭くなることが有ります。

別茹では面倒ですが、サラッと美味しくし上がります。)

餃子の上からスープをたっぷりと盛りつけ、青ネギを山のように乗せます。

このスープ、不思議なんですけれども、

野菜を炒めてお湯を注いで味付けをする手順ものと比べて格段に美味。

最初に野菜にしっかり味をつけることで、野菜が美味しいのかな?と思います。

本日はこちらの3品でお味をカスタマイズ。

中でも是非お試し頂きたいのが、向かって右側の中華黒酢

日本の米酢と比べて甘みやコクがあり、酸味の少ない酢です。

これは、加熱してしまうと意味が有りませんので、テーブル上でどうぞ。

味が引き締まります。

*右奥に写っているレモンはスープ用ではなく、バーテンダーの紹興酒の為のもの。

具沢山のスープは酒の肴にも結構イケます。

 

同じ材料、同じ味付けのお料理でも、

いつもと手順を変えるだけで、新たな味の発見が有ったり致します。

お料理は工夫とチャレンジ、試行錯誤の繰り返しでございますね。

 

Enjoy !!