お野菜はお肉の3倍食べましょう!
このようなことを、子供の頃から聞いて参りました。
この3倍と言う大雑把な表現は、大雑把なワタクシ向きと言えますが、
実のところ、日本のように火山灰から成る土壌で育ったお野菜ですと、
含有する各種ビタミンが少ないため、必要摂取量は動物性タンパク質の、
4倍とも5倍とも言われている様子。これが確かな数字かどうかは未確認ですが。。。
いずれにいたしましても、お野菜をお肉よりも沢山頂くことは、悪いことではなさそうです。
本日も、最近の我が家ではもはや習慣となりました、
炭水化物抜き、お野菜たっぷりの一品”3倍サラダ”をご紹介致します。
豚肉の肩ロースの薄切りです。脂の少ない部分ですが、豚バラでもおいしく出来ます。
塩、コショウ、酒、醤油、片栗粉を揉み込んで20分程置きます。
前もって片栗粉まで揉み込むことで、お肉が柔らかくなります。
醤油、酒、みりんを同じ比率で合わせ、お砂糖はお好みで。
要は照り焼きの合わせ調味料です。
油を薄くひいたフライパンで、お肉をこんがり焼きます。
さて毎度のことながら、お肉をほぐそうとするあまり、激しくかき混ぜないで下さい。
片面が焼けたらフライパンをあおって裏面を焼いて下さい。
片栗粉が揉み込まれているのと、かき混ぜることでフライパンの温度を下げていないので、
ここまで来ても、全くお肉から水分が出ていません。これが大事なのです。
まだ少し、赤い部分が見えますが、この段階で合わせ調味料を一気に注ぎ込みます。
しっかり味付けすることで、あっという間に火が入りますので、
完全に火が通ってから調味料を入れたのでは、加熱し過ぎになります。
水分を全く出す事無く、きれいな照りが出ました。
火を止めて、炒りごまをたっぷり加えて一混ぜします。
お好みのお野菜を、ごま油と極々少量の味ぽんで和えます。
濃い味付けをしたお肉が、ドレッシングの役割を果たしてくれますから、
お野菜だけを味見した段階では、ごま油の風味だけで塩気はほとんど感じない程度で充分。
大きなお皿に、和えたお野菜をたっぷり盛って、上から熱々のお肉を乗せて、出来上がり。
この日私は、生食用ホウレン草、バターレタス、ラディッチョ、ニンジン、キュウリ、
そして彩りにチェリートマトを使いました。どうぞ豪快に混ぜてお召し上がりください。
生野菜に暖かいお肉を乗せて混ぜますと、
やんわりと野菜が暖まり油分が回り、それに伴って野菜の嵩が減り、味が入ります。
ですので、お野菜はこれでもかというくらい準備なさって下さい。
お肉の照り焼きなどは、特にお米が恋しくなりがちですが、
このサラダですと、そのような寂しさを感じずに、
とってもおいしく大満足ですよ。
Have a healthy and delicious weekend every body !