カリフォルニア便り ーFROM OQ STUDIOー

~南カリフォルニアから~
陶芸家の器と料理、時々王様の日々

3倍サラダ

2011年11月26日 | Food

お野菜はお肉の3倍食べましょう!

このようなことを、子供の頃から聞いて参りました。

この3倍と言う大雑把な表現は、大雑把なワタクシ向きと言えますが、

実のところ、日本のように火山灰から成る土壌で育ったお野菜ですと、

含有する各種ビタミンが少ないため、必要摂取量は動物性タンパク質の、

4倍とも5倍とも言われている様子。これが確かな数字かどうかは未確認ですが。。。

いずれにいたしましても、お野菜をお肉よりも沢山頂くことは、悪いことではなさそうです。

 

本日も、最近の我が家ではもはや習慣となりました、

炭水化物抜き、お野菜たっぷりの一品”3倍サラダ”をご紹介致します。

豚肉の肩ロースの薄切りです。脂の少ない部分ですが、豚バラでもおいしく出来ます。

塩、コショウ、酒、醤油、片栗粉を揉み込んで20分程置きます。

前もって片栗粉まで揉み込むことで、お肉が柔らかくなります。

醤油、酒、みりんを同じ比率で合わせ、お砂糖はお好みで。

要は照り焼きの合わせ調味料です。

油を薄くひいたフライパンで、お肉をこんがり焼きます。

さて毎度のことながら、お肉をほぐそうとするあまり、激しくかき混ぜないで下さい。

片面が焼けたらフライパンをあおって裏面を焼いて下さい。

片栗粉が揉み込まれているのと、かき混ぜることでフライパンの温度を下げていないので、

ここまで来ても、全くお肉から水分が出ていません。これが大事なのです。

まだ少し、赤い部分が見えますが、この段階で合わせ調味料を一気に注ぎ込みます。

しっかり味付けすることで、あっという間に火が入りますので、

完全に火が通ってから調味料を入れたのでは、加熱し過ぎになります。

水分を全く出す事無く、きれいな照りが出ました。

火を止めて、炒りごまをたっぷり加えて一混ぜします。

お好みのお野菜を、ごま油と極々少量の味ぽんで和えます。

濃い味付けをしたお肉が、ドレッシングの役割を果たしてくれますから、

お野菜だけを味見した段階では、ごま油の風味だけで塩気はほとんど感じない程度で充分。

大きなお皿に、和えたお野菜をたっぷり盛って、上から熱々のお肉を乗せて、出来上がり。

この日私は、生食用ホウレン草、バターレタス、ラディッチョ、ニンジン、キュウリ、

そして彩りにチェリートマトを使いました。どうぞ豪快に混ぜてお召し上がりください。

 

生野菜に暖かいお肉を乗せて混ぜますと、

やんわりと野菜が暖まり油分が回り、それに伴って野菜の嵩が減り、味が入ります。

ですので、お野菜はこれでもかというくらい準備なさって下さい。

お肉の照り焼きなどは、特にお米が恋しくなりがちですが、

このサラダですと、そのような寂しさを感じずに、

とってもおいしく大満足ですよ。

 

Have a healthy and delicious weekend every body !