何度も

友人は恋をしているのだ。
予測や展開が範疇にあってそう確信する。
そうか、僕のことか。
好きだと知ってもどうにもならない。苦しい。

いくら愛を叫んでも僕は絶対応えられない。
特別な理由があるわけではないのにいつもそうだ。
そうして実際何人も傷ついて私も傷を負ったのだ。
居た堪れなくてまた考えた。

着信が鳴ったら飛びついてたんだ。貴方からだったから。
僕のかたくなな心を溶かしてくれて動かした唯一の相手。
特別で私をいつも応援してくれていた大事な人。
迷わず力になりたいと支えたいと思う愛おしい人だから。
この気持ちは難しいこと定義なんてできないけど確実に暖かい。
恋人ではないと否定がかたくなに存在し望んでいるわけではないと思う。
決して越えられないライン。だけど恋だけではなくて越えた慈しみ。
信頼や尊敬や本質への敬意が大事に愛おしく思わせる忠誠の愛。
だから恋なんておごがましい。決定権は僕にはないのだ。全ては貴方だ。

会いたいと思うのはただ一緒にいたいからなんだよ。
一緒にいるだけで明るくてあったかい。心地よい安らぐおひさまの下。
ありのままの素直な自分でいられて本質を見てくれる。
一緒にいると自分らしくいられる、自然に笑顔になってる、無理がない。
共に乗り越えた苦しさや困難にいつも向き合って頑張れた。
信頼を築いて本気で同じものを目指した師の絆。ライバルでもある。
恋なんて持ち込まないよ、だけど大好きだ。
この大切な関係を護っていくのがなによりで私の財産だ。
大事な宝物を傷つけたくないからずっとずっと大事にするよ。
恋をぶつけたらもう戻れない。