カラフルビーンズ☆

色がある。その色がいつのまにか単一でおそろしく鮮やかだ。
生真面目で神経質な自分と大雑把で大胆な私がいる。
頼まれすぎると自分を失くす。できない自分をふがいなく思う。
人が人がみんな私に何かを頼む。助けを求めて救い出す。
お人よしなんかじゃない。当たり前のことだった。
だけど自分が助けてほしくなったときの代わりがいない。
だから自分を救えるのは自分しかいないのだから。

綺麗な色がたくさんあって楽しいことを思い出そう。
きらきらして美しかった人に戻ろう。
キラキラのアクセサリーと可愛い洋服と靴とカバン。
髪も美しく自分らしくメイクして気分上げていこう。
美しく可愛いものに囲まれれば思い出せる。

恋のうた。

いつだって夢中　まっすぐで正直
描いた未来へまっすぐにひたむきに夢を追いかけている
輝いてたくさん乗り越えて何度も何度も立ち上がる。

そのそばにずっといてほしい。君がいて少し休もう
笑顔がいて優しく寄り添って印象的な瞳が私を支える
胸が高鳴る柔らかい表情、力強い信頼、安心する笑顔。

いつだって近くにいてよ　信じていてよ
手折らないでどうか　闘うことを辞めない私から離れないで
一緒に闘おう　護るから　守れない約束はしないから

闘うことが愛されない理由になるとしたら　なんて世界は狭いのだろう
支えるのが女だけの特権じゃない　そばで笑うことは手抜きじゃない
人形と籠の鳥の中の姫だけが愛されるのだとしたらそれはパラダイムだ。

そんなことはない。世界は思ったより広くて寛容で暖かいはずだ。
厳しい世界でしか生きられないのなら、闘うことで自分を高めるなら
せめて一番近くにだけは愛する人は置けないのか？間合いに入れない？
たったひとりで闘って勝つことの途方もないこの分かつことのない喜びが。
闘うことを放棄した人間を甘やかす助長と暇つぶしでしかない愚直な愛が。
馴れ合いを恥も知らずに堂々と公言したいしたことない連中がはびこる。
たいした努力も夢も誇りもないくせに幸せだと思い込もうとする滑稽な愚民。
そんな愚民達にも光は差すのだ。夢から覚めればなにも残らない。

僕はそうはなれない。描き続けるかたわらにそっと君がいればいい
安易な道を選ばず、困難でも全体の幸せを支える尊い道を選ぶ。
自分だけ楽をしようと逃げ回る人も多いけど私は闘う。
そんな僕のそばにも天使がいてもいいと思う。裏切りの愛人ではなくて。
公平で優しい私の天使。いつだって味方でいて信じていてくれる人。