初心不要忘

上手くなりたい、もっと練習したい。
今回の大会は自分にとって辛かった。
一番辛かったのは単に勝敗のことだけじゃない。大会に向けて最大の練習ができなかったこと、試合の途中で自分に自信が持てなくなって信じることができなくなって貫けなかった、気持ちだけが先走ってメンタルに支配されて全然自分らしい試合、自信を持って挑むことができなかったことにある。

現状なんて関係ない。護りきれなかった環境を確保できなかったのは自分に責任がある。
試合に出て実技をすれば満足する訳なんかじゃない。実技ができれば楽しめばいいなんて冗談じゃない。子供だましだ。
仕事があったって新人だからって言い訳したくないし仕方ないことなんてひとつもない。

私は趣味でなあなあと遊び半分でやってない。
そんなんだったら選手として必要ない。

続けることを決意したのは選手としてずっとずっと上手くなりたかったから。ひとつの夢を叶えた後にまだまだ上手くなり続けたいと望んだから。なにより自分がそうなれると信じて頑張り続けたかったからなんだ。

その気持ちは誰にも負けない。先輩達と掴んだ夢を最高の舞台で感じたあの感動を醍醐味を知ったから後輩達に残してあげたいと教え続けたいから、残せる目標や手本になれるようになりたかったからだ。

誰になんと言われようと軽く思われても私は自分の信じてやってきたことに誇りと自信と自負がある。
意志は強いのにすぐぐらつくメンタルの脆さを持つ私は忘れがちだけど絶対怯んで合わせちゃダメだよ。
守らないと消えてしまう。

私が最大に練習して納得して自信を持って挑めるようにいちから鍛え直そう。頑張っていこう、自分らしく。
後輩が誇りを持てる先輩で選手であるように。