花散里

そっと優しく寄り添ってくれる。
ぱっと目を引く華やかさはないけれど、染み入るような暖かさや優しさに泣きそうになる。
こういう人を選んでいくのが正なのだと気づいた。
朧月夜より花散里、紫の上の次の安定感の理由がわかった気がする。

わがままで自分ばかりで王様のような彼はもういらない。
自分の気持ちだけしか残らないなんて私らしくない。

私を心から心配し、寄り添ってくれる人の手をとろう。
もう疲れてしまった。色々な物差しでせめぎ合うのに。
そんなとことは無関係の穏やかな人と寄り添おう。

王様とは違って私もちゃんとその人のことを救えるようにいつだって気にかけよう。
大切にしていこう、自分のことちゃんとするけど自分ばかりにならない。

間違わないと思う。優しさに気づけるよ。