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精神世界の中に入り、無の状態にしてひたすら集中させて内の想いを点検する。
そして削ぎ落としていくなかで浮かんだものに馳せていく。
そこはかとなく感覚の世界であり、いつも私の誇りであり王様である大脳は眠っている。
理屈や要素を追い払った世界で見つけたものが、置いてきてしまったものがたったひとつだけあった。それを見つけたときの私の気持ちの素朴なことをありのままに感じることができた。戸惑いでも迷いでも後悔でも懺悔でもない。
それは確かでありのままの気持ちだった。
真から思っていた私のひとつの夢とも言える希望だった。
切なさでも後悔でも申し訳のなさでも諦めでもなく、この気持ちを見つめることができたとき、またここから始めようと思えたのだ。
どうこうするでもない、堂々と向き合って決めていこう。

私の誇りだ。