苦しみの果てに

私は苦労することが多い。
責任とか責務とかポジションとしてとかうんぬん。
遊んでいいのにいつも追い詰めてる。
他人の我儘に振り回されてズタズタで。
苦労したって恩恵があるとは限らない。
また苦しんでひとりで泣いていた。
そうしたらあの人からメールがきた。

『タイミングいいんだよなあ』

まるで見透かされてるみたいにいつもいつでも救われる。
元気をくれる。そういうとき決まって心の中で何回もありがとうを言う。
気づいてるのかいないのかめちゃタイミングがいい。
だからまだ頑張れるんだ。勇気が出るんだ。
僕の本来が戻ってきてまた明るい本当の方向へ回復する。

頑張りたいものと余計な苦労が両方押し寄せてくる。
めまいのように私を狂わせようとするけれど。
その中で大切なもの見失わないように見つめて掴みたい。


私が今一番頑張りたいものがある。誰よりも好きで負けたくないものが。

いない先輩達を想って泣いていた。
私が２年のときの４年生の人達は本当にかっこよくて上手くて優しくて
憧れだった。先輩達と一緒にしたくて追いつきたくてずっと追いかけた。
先輩達と駆け抜けて全国で見た栄光は今も胸が熱くなる。
あんなに本気で真摯な先輩達と同じ気持ちで頑張れたこと本当に楽しかったんだ。
いなくなっても私まだ追いかけたい。
先輩達のような実技を体現したい。表現したい。追いつきたい。
見てほしい、また一緒に実技をしたい。

先輩に見てほしい。誰よりも私を見て育ててくれた。
たくさん教えてくれた。いつもいつでも救って励ましてくれた。

まだまだ頑張れる。実技だけでなくて他のこといっぱい増えて
苦しいけれどまだ頑張れる。たぶんひとりじゃない。