君のこと。

大好きな君が楽しそうにしていると嬉しくなる。
笑ってはしゃぐ姿を瞳に留めていて。
ずっと一緒だったのを思い出す。歩く町並みに君といった場所がある。
突然の転勤に戸惑いながら、残された君のあしあとを探してしまう。

それでも、花咲くような君との時間。メールでもオンラインでつながる。
やっぱり、君の存在は僕を明るく照らす。ずっといつでも照らしてくれた。

　　　　　　　　『五月雨の　降りのこしてや　光堂』

愛する町並みをいつまでも焼き付けよう。故郷の優しさを息遣いを。
東北の自然は優しい。佇まい、美しさは息を呑む。
そして、自然は畏れよりも慈しみ、ヒトへの愛、共生、その美しさは母なる大地だ。
美しい自然と大地に愛された人々は、厳しい冬を共に過ごし、雪解けの春を讃える。
この地で育ったことに本当に感謝している。根が僕の根がしっかり故郷にある。

この慈しみと愛を情景を、心に灯して誠実に生きていく。
水がなくても、光が届かなくても、日蔭でも、悪意に晒されても、私は思い出す。
この限りない愛情を、故郷への想いを生涯抱いていく。
根を忘れず、まっすぐ生きる。なによりも一日一日を大切に生きることを。

殴りつけるような日々をやさぐれた苦しい日々を造り替えよう。
この素晴らしい生き方を、自然を、精進を誠の心で、生きよう。

まごころは真心。無心せず、大地に根ざし、逞しく美しく生きたい。