路傍のshiawase

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ひとり時間

2005年06月10日 | Weblog
「おひとりさま」は、岩下久美子さんという方が提唱されたのだそうだ。
ここのところよく耳にする言葉だ。

周りには、”おひとりさま”しない友人が何人かいる。
一人で食事に行くと、注文したものが来る間、どう過ごしていればいいのかわからないのだそうだ。
「だから、自分だけでは飲食店に入れない」と言う。
別の友人は、店の中での待ち合わせを拒む。
もしも自分が先に来た場合、相手が来るまでの間を一人で過ごすのがいやなのだと話す。
その彼女達は、リフレッシュの手段として、外出のついでに珈琲を一杯、というようなことは
考えられないようだ。(きっと何か他の方法で気分転換を図っていると思うが)

一方で、すてきなおひとりさまを見かけることがある。
年配の女性が、ごはんもの屋で食事をしていたり、
コーヒーショップでくつろいでいたり・・・。
きっとこれまでも、自然に楽しんでいらっしゃった、自分時間の達人、
ベテランさんなのではないだろうか。

一人の時間を持てる人、皆がおひとりさまを楽しめるわけではない。
したがって、ブーム到来?と言われてもいるが、
その言葉が耳に馴染むだけで、必ずしも行動として流行するかどうかは疑問である。
一人で行動できる人は、以前からそうしているのだ。
もっとも、そうして取り上げられることで、
お店・宿など受け入れ側が理解を示してくれるようになるのは、よいことだと思う。

私自身は買い物の後など、飲食店でひと休みすることが多い。
また、仕事でたまったどうにもならない鬱憤を、一人カラオケで晴らしたこともある。
(この時の受付さん、ぽつんと正面に立つ私に対し、
「何名様ですか?」とマニュアルどおり尋ねてくれた)