透析の親切な看護師さんは、少しなら食べていいよっと言ってくれたり、医師がカリウム低いから少しフルーツを食べてもいいのではと言われることもある。
私は子供の時はすごくお菓子を食べたがる方ではなかったが、蜜たっぷりの甘いさつまいもはおいしそうだなと思った。
でも12歳で透析をするようになって、カリウムを食べる恐怖?みたいなものが心に植え付けられたみたい。
ファンタジーみたいだが、自分は地球以外の惑星で生まれた地球人に似た生き物みたいだと思った。
地球人と同じに食べられるようにみえるが、私はカリウムを分解できない体にできており、体に入れてはならないものがあると。
でも私はどうやって地球に来たのか疑問だが、たくさんカリウムを食べられない理由を、子供の頭の中ではわかりやすかった。
当然のことながら尿を排泄できれば、そのときカリウムは捨てることができるので、カリウムをたくさん食べられる体のシステムだ。
大人?になった今は、死ぬほど食べたいもの?と考えると「いいえ」と思えることがあるとわかる。
腎臓機能がストップしてしまい、カリウム等の飲食後の老廃物の溶けた尿が作れない。
食べ物の嗜好を満足させるには方法はあるのではと思っちゃうのである。
料理はまんざらでもなかった。