自分自身の祈りの言葉を持つ

2012-11-18 18:39:40 | 魂と心の成長
■ アファーメーション ≒ 祈りの言葉

アファーメーションというのは「言葉の力で潜在能力を引き出す」という目的で、同じ言葉を繰り返し唱える、その繰り返しの言葉です。

私はコレは宗教で言うところの、真言(マントラ)を心理学的に解釈するとアファーメーションとなるのではないかと思います。

卑近な例では、人前で話すなど緊張する場面のときに「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と唱えたり、鋭いナイフリッジを慎重にわたるときに「怖くない、怖くない」と唱えたりするのも、その一形態なのではないか? と思います。

そういう風に思えば、祈りという大げさな言葉を使わなくても、すんなり入ってきませんか?

ポイントは 「繰り返すこと」「否定的な言葉でない」ことです。

■ 自分バージョンの祈りの言葉を持とう!

今日は木村昭則さんの『奇跡のリンゴ』の冒頭にすばらしいダゴールの言葉を発見しました。

これ以上私にとって祈るに適した言葉は他にないと思われるほどの完成度!

なんと美しいのでしょう!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
危険から守り給えと祈るのではなく、
危険と勇敢に立ち向かえますように。

痛みが治まることを乞うのではなく、
痛みに打ち勝つ心を乞えますように。

人生という戦場で味方を探すのではなく、
自分自身の力を見出せますように。

不安と恐れの下で救済を切望するのではなく、
自由を勝ち取るために耐える心を願えますように。

成功の中にのみあなたの恵みを感じるような卑怯者ではなく、
失意のときにこそ、あなたの御手握られていることに気づけますように。

Let me not pray to be sheltered from dangers
but to be fearless in facing them.

Let me not beg for the stilling of my pain
but for the heart to conquer it.

Let me not look for allies in life's battlefield
but to my own strength.

Let me not crave in anxious fear to be saved
but hope for the patience to win my freedom.

Grant me that I may not be a coward,
feeling your mercy in my success alone;
but let me find the grasp of your hand in my failure.

 by Rabindranath Tagore "Fruit-gathering"

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ダゴールはインドの詩人と言うくらいしか知りませんでしたが、これを機会に読んでみようかと思いました。

”let me find the grasp of your hand in my failure”はしみじみと実感中です。

社会的・経済的な価値のモノサシでは、今の私の立ち位置的にはFailureと捕らえられると思いますが、
その中にあって見出す心の平穏(例えば山とか、良い友人とか、毎朝の散策の時間)はまさに
Mercy(慈悲)を感じる時間です。感謝を感じます。だから私は幸せ者ですね♪

■ 心のよりどころを持つ

私は子供の頃から誰ともつるまない子供でした。それは、つるむ必要がぜんぜんなかったから。
私はあまり1人でいても孤独を感じていなかったのですよね。

子供の頃は心の中の神様に正直に生きなさいということを誰に言われたわけでもないですが勝手にそう思っていました。

別に子供の心で神の言葉を聴いていたとかそういう神がかり的なことではないのですが、子供の頃1人部屋をあてがわれた短い期間、私は枕元にお気に入りのものを並べて、寝る前は祈りを捧げてから寝る子供でした。

お気に入りのものを並べた場所=聖なる場所=祭壇 です。

私は枕元には、大抵きれいなガラスの瓶とか、写真、香りの良い石鹸、オルゴール、フルーツ、貝殻、摘んできた花などを飾るわけですね。

祭壇というものの、その本来の意味を考えると、何も”仏壇”や”神棚”である必要は無いのではないかと思います。仏壇も神棚も、慇懃な儀礼つきの、別のものになってしまいました。つまり神様との取引の場です。それは歴史的な流れで宗教が地に堕ちてしまったからですね…



寝る前は本を読んでいました。昔の人は今のように本がなく、たった200年前ほどのアメリカでも
本と言えば、聖書。ですから、昔の人は娯楽に乏しかったので自然とヨガのヤマ・ニヤマのスワディヤーヤ(学習)
をやっていたのですね。私は絵本とか児童書を読んでいました。 今も寝る前は本を読んでいます。

こういう風に生活になんらかの心を落ち着ける場を作っていくことは、メンタルにとても良い影響をもたらすのでは
ないかと思います。



最新の画像もっと見る