これは続きの記事です。
その一から、お読みください。
常日頃から、運転技術を豪語している手前、道幅いっぱいに斜めにある家をよけて
切れた鉄条網の隙間を縫って、なんとか向こう側に出た。
迂回しようとして気付いたのだが、ナビがへんてこになっている。
知らない町並みを表示してみたり、ぐるぐる動いたり、まるで迷っているようだ。
このカーナビ、どうしちゃったんだ?
あたしから、方向音痴が伝染ったか? . . . 本文を読む
前の記事から続いています。
その一から、お読みください。
道路に横倒しになった「それ」は、確かに数日前見た漁船だった。
何が起こったのか、理解できなかった。
とりあえず、よけて前進していったら、路上にまた船。
奥の方には、タンクローリーも突っ込んだかっこうで停まっている気配。
信号は消えたまま、この船の少し先には、潮だまりのようなものができていて
そこに鳥が群れていた。
何をしているんだろう、と . . . 本文を読む
とりあえず、朝を迎えた。
電気は、まだきていなかった。
母の大きい兄の子、つまりいとこが、鮫という地区に住んでいる。
けっこう古い家に居るので、昨日の地震は大丈夫だったんだろうか、と心配して
ちょうど休みだった妹と一緒に、車でお見舞いに向かった。
あの大きさの地震だと、下手すりゃ横倒しだぞ。
何か手伝うことが、あるかもしれない。
湊のトンネルを抜けたら、地面が砂だらけ。
あいやー、誰か . . . 本文を読む