先月の末辺りからずっと不調で、朝昼晩と面倒を看てきた「花」が、お昼の鐘の音と一緒に空に飛んでってしまいました。
ブログほったらかしで、コメントのお返しもせず、皆様にはご迷惑をおかけしました。
猫の名前は「花」ですが、男の子です。
庭先に来る野良猫さんが産んだ兄弟をひとまとめで保護し、へその緒の着いた時から育んできました。
小さかった花は、とても優しい顔つきで、てっきり女の子だと勘違いして、の名付けでした。
母猫も姉妹猫も避妊手術を受けさせ、兄弟は去勢手術を受けさせて、頑張って保護親を探し。
その間に、あたし自身の家族が亡くなったり嫁に行ったり、あたし本人がケガしたり病気になったり、いろんないろんなことがありました。
花の兄弟姉妹は、すべて、先に鬼籍に入ってしまいました。
花は、去勢手術までは普通に甘えん坊な子だったのに。
手術を受けた直後から、あたしに牙をむき、シャーをかまして睨みつけ。
花たちの部屋に、あたしの足音がすると真っ先に隠れて、食事も見ているところではしなくて。
心配に心配を重ねた子でした。
他の兄弟姉妹が甘えん坊で里親さんに抱っこしてもらって、そういうのも、花には無関係で。
猫は、とても我慢強い生き物です。
自分の不調を、ひたすら隠します。
よろめくほど不調になっても、あたしがちゅーるをお皿に入れて差し出しても、まっすぐ挑戦的な目で見て
「こっち見るな!!」
と、特大シャーをかまし、あたしがそっと皿から離れてトイレ掃除や窓拭きを始めると、こそこそ、っと寄ってきて
一生懸命チュールをなめ、皿の缶詰を食べていた。
美味しそうに食べるから、夢中のうちに、と、そっと頭をなでようとしたけど、ビクッ!!と、逃げてしまうのですよ。
十年、なんてもんでない。
いっさい寄ってこない、だけど、愛しい子にかわりはなくて。
先月末近く辺りからの花の不調は、唸りながらも頭を触らせてくれ、次の日には、あまり唸らなくなり、その次の日には。。。
なんと、自分から、頭をあたしの手のひらにすり寄せてきたんです、もう、驚いて仲良しにSメールで教えた、ほどでした。
水害の後、隣町に避難生活を続けていて、毎日通いで猫の世話をしてますから、それに、あたしも過労とガンで入院したりして。
一日一回が難しくて、二日に一回、あとは置き餌で我慢してもらってた。
普通に懐いてきてる子たちのように、なでまくったり、鼻チューしたり、が無かったので、細かい変化に気づけなかった、のだと思う。
でも、最後のあたりの花の変化は、驚きだった。
階段を上がる足音がすると、戸口まで来て待ってるようになった。
にゃー、と、小さな声で呼びかけてくるように、なった。あたしの顔を見ながら、呼ぶんだよ。
ただでなく、嬉しいんだよね、そんな小さなことが。
翌日には櫛をかけさせてくれるようになった。
目やにが出て、ティッシュで拭こうとしたら、後ずさりで逃げて、「あら?シャーでなかった?」と、逆にびびったり。
背中に、おずおず触った日の翌日には、足も触らせてくれた。
お湯で浸してゆるく絞ったタオルで、汚れた足をそぉっと拭いた。
猫飼いの皆様は知っておいでだが、猫は、手足や尻尾を、懐いていない人に触られるのはとても嫌がるものです。
飼い主の足にすりん、と身体を寄せるのは、深い信頼と愛情の表れ、なもんですから、ね。
あたしは、花の行動に、不覚にも泣きそうになったり、しましたよ。
毎日、数ミリずつ、くらいの距離感で、近寄ってきてる、花。
嬉しくて、日に三度、通い続けた。
もちろん、合間に他の猫の世話やら、オタマジャクシの鉢の水替えやら、いろいろ、あるんですもので、夕方過ぎると背中が痛くなってきて。
三回に一回、たまに二回くらい、自分の食事を忘れたり、とか。
そんなこんなでしたが、日ごとに痩せていく花なのに、大型連休、ゴールデンウィークで、病院とかお休みで。。。。
見たことも無いくらい密着し、寒くなればストーブ焚いて、暑くなったら窓を開けて換気して、敷物も汚すから交換怠りなく、で
日曜日は、静かにチュールをなめるのも、ゆっくりになって。
水が飲みづらそうなので、スプーンで口もとに持って行くと、なめるように飲んでくれて。
だけど、タンポポの綿毛に乗っていくように、すぃ、っと、身体から離れた、のだな、と、感じたよ。
リンゴの花が咲き始めた、五月の初め。
お気に入りの、一番新しく入れてあげた猫ベッド、使ってくれてて、ありがとね。
あたしを思い出してくれて、ありがと、ね。
まだ温かい花をゆっくりなでながら、お疲れ様、頑張ったね、って、声をかけた時には、あきれるほどに優しい気持ちがいっぱいで。
不思議なのだが、まったく泣かなかった。
新しくお湯を沸かして、温度を確認して、ゆるく絞ったタオルで身体を拭いて。
尻尾の先まで櫛をかけて、ていねいにかけて。
口もとを拭いてたら、なんと立派な犬歯!と、ちょっと驚いたり。
眠ってるようにしか見えないから、いろんなこと、思い出しておしゃべりして。
暗くなって、自宅を離れるときも、そばに居るんだな、って感じて。
きっと、甘えん坊に戻った花は、あたしの背中に、足元に、貼り付いているように思うのです。
この先ずっと、側に居そうで、今はそんな気持ちです。
皆様の所に訪問もできず、長々と失礼をいたしました、ごめんなさい。
まだ、埋葬とか、いろんなことは、これから。
ブログほったらかしで、コメントのお返しもせず、皆様にはご迷惑をおかけしました。
猫の名前は「花」ですが、男の子です。
庭先に来る野良猫さんが産んだ兄弟をひとまとめで保護し、へその緒の着いた時から育んできました。
小さかった花は、とても優しい顔つきで、てっきり女の子だと勘違いして、の名付けでした。
母猫も姉妹猫も避妊手術を受けさせ、兄弟は去勢手術を受けさせて、頑張って保護親を探し。
その間に、あたし自身の家族が亡くなったり嫁に行ったり、あたし本人がケガしたり病気になったり、いろんないろんなことがありました。
花の兄弟姉妹は、すべて、先に鬼籍に入ってしまいました。
花は、去勢手術までは普通に甘えん坊な子だったのに。
手術を受けた直後から、あたしに牙をむき、シャーをかまして睨みつけ。
花たちの部屋に、あたしの足音がすると真っ先に隠れて、食事も見ているところではしなくて。
心配に心配を重ねた子でした。
他の兄弟姉妹が甘えん坊で里親さんに抱っこしてもらって、そういうのも、花には無関係で。
猫は、とても我慢強い生き物です。
自分の不調を、ひたすら隠します。
よろめくほど不調になっても、あたしがちゅーるをお皿に入れて差し出しても、まっすぐ挑戦的な目で見て
「こっち見るな!!」
と、特大シャーをかまし、あたしがそっと皿から離れてトイレ掃除や窓拭きを始めると、こそこそ、っと寄ってきて
一生懸命チュールをなめ、皿の缶詰を食べていた。
美味しそうに食べるから、夢中のうちに、と、そっと頭をなでようとしたけど、ビクッ!!と、逃げてしまうのですよ。
十年、なんてもんでない。
いっさい寄ってこない、だけど、愛しい子にかわりはなくて。
先月末近く辺りからの花の不調は、唸りながらも頭を触らせてくれ、次の日には、あまり唸らなくなり、その次の日には。。。
なんと、自分から、頭をあたしの手のひらにすり寄せてきたんです、もう、驚いて仲良しにSメールで教えた、ほどでした。
水害の後、隣町に避難生活を続けていて、毎日通いで猫の世話をしてますから、それに、あたしも過労とガンで入院したりして。
一日一回が難しくて、二日に一回、あとは置き餌で我慢してもらってた。
普通に懐いてきてる子たちのように、なでまくったり、鼻チューしたり、が無かったので、細かい変化に気づけなかった、のだと思う。
でも、最後のあたりの花の変化は、驚きだった。
階段を上がる足音がすると、戸口まで来て待ってるようになった。
にゃー、と、小さな声で呼びかけてくるように、なった。あたしの顔を見ながら、呼ぶんだよ。
ただでなく、嬉しいんだよね、そんな小さなことが。
翌日には櫛をかけさせてくれるようになった。
目やにが出て、ティッシュで拭こうとしたら、後ずさりで逃げて、「あら?シャーでなかった?」と、逆にびびったり。
背中に、おずおず触った日の翌日には、足も触らせてくれた。
お湯で浸してゆるく絞ったタオルで、汚れた足をそぉっと拭いた。
猫飼いの皆様は知っておいでだが、猫は、手足や尻尾を、懐いていない人に触られるのはとても嫌がるものです。
飼い主の足にすりん、と身体を寄せるのは、深い信頼と愛情の表れ、なもんですから、ね。
あたしは、花の行動に、不覚にも泣きそうになったり、しましたよ。
毎日、数ミリずつ、くらいの距離感で、近寄ってきてる、花。
嬉しくて、日に三度、通い続けた。
もちろん、合間に他の猫の世話やら、オタマジャクシの鉢の水替えやら、いろいろ、あるんですもので、夕方過ぎると背中が痛くなってきて。
三回に一回、たまに二回くらい、自分の食事を忘れたり、とか。
そんなこんなでしたが、日ごとに痩せていく花なのに、大型連休、ゴールデンウィークで、病院とかお休みで。。。。
見たことも無いくらい密着し、寒くなればストーブ焚いて、暑くなったら窓を開けて換気して、敷物も汚すから交換怠りなく、で
日曜日は、静かにチュールをなめるのも、ゆっくりになって。
水が飲みづらそうなので、スプーンで口もとに持って行くと、なめるように飲んでくれて。
だけど、タンポポの綿毛に乗っていくように、すぃ、っと、身体から離れた、のだな、と、感じたよ。
リンゴの花が咲き始めた、五月の初め。
お気に入りの、一番新しく入れてあげた猫ベッド、使ってくれてて、ありがとね。
あたしを思い出してくれて、ありがと、ね。
まだ温かい花をゆっくりなでながら、お疲れ様、頑張ったね、って、声をかけた時には、あきれるほどに優しい気持ちがいっぱいで。
不思議なのだが、まったく泣かなかった。
新しくお湯を沸かして、温度を確認して、ゆるく絞ったタオルで身体を拭いて。
尻尾の先まで櫛をかけて、ていねいにかけて。
口もとを拭いてたら、なんと立派な犬歯!と、ちょっと驚いたり。
眠ってるようにしか見えないから、いろんなこと、思い出しておしゃべりして。
暗くなって、自宅を離れるときも、そばに居るんだな、って感じて。
きっと、甘えん坊に戻った花は、あたしの背中に、足元に、貼り付いているように思うのです。
この先ずっと、側に居そうで、今はそんな気持ちです。
皆様の所に訪問もできず、長々と失礼をいたしました、ごめんなさい。
まだ、埋葬とか、いろんなことは、これから。
(知ったようなことを書きたくないので今日はこれだけ)
涙…涙💧…で読ませていただきました…初めておじゃまさせていただきました…ありがとうございました🙏
花ちゃんは遅咲きの猫さんだったようですね。
実はとってもotikomiさんのことが大好きだったのに素直に出せなかっただけだったんですね。
最後に涙が出なかったのはきっとotikomiさんが精一杯愛情を注いだので安心して送ってあげることができたからじゃないかなと思ってます。
どうかご自愛くださいね。
花ちゃんはずっとそばにいるのでしょうね。
お元気で良かったです、花ちゃん〜
たんぽぽの綿毛に乗る様に、って涙出ました。忘れられない言葉と表現になるかなって思います
花ちゃんきっとずっと甘えたかったのでしょうね、でも繊細な子で感情が(避妊手術って訳わからないから)ずっと引きずっていたのでしょうか…最後に甘えられて本当に良かったです、もし病院が開いてて昔の怖かったことを思い出してしまったらotikomiさんに甘えられないまま不信感がトラウマになったままあの世に行ったかも、元気になってももっと不信感?でシャアネコちゃんになってたかも…つまり花ちゃんは甘えたかったotikomiさんに最後に存分に甘えられてとても幸せな気持ちで旅立てて、そしてこれからは本当に思う存分otikomiさんにいつもまとわりついて甘えてそうですね‼︎😍
〜おつかれさまでした、otikomiさまも神経使ったりお食事摂るの忘れたり…の日々だったのではこれから十分にお身体癒して下さいね‼︎ 私へのコメントなら(前回のブログとかも含めて)当分下さらなくて大丈夫ですから〜🐹💕
先日初めてコメントを致しましたが…
お名前を「ZUYAさん」と間違えてしまい
ご両人様…ごめんなさい…
花ちゃん…幸せな気持ちで…空へ~~
コメント、すごく嬉しく、力をいただけます。
ありがとうございます^^
この前、お誕生日にコメント残せなくて、ごめんなさい^^;;
何回か行ったけど、どうしても言葉が出てこなくて、本当にごめんっ
心いっぱいに、応援しています^^
二回目のコメントを読ませていただくまで、間違えたのだとは気がつきませんでした^^;;
ZUYAさんのコメントに、同感してのことなのだとばかり^^;;
いいのいいの、ZUYAさんも、きっと、悪くとってませんよ^^
コメント、ありがとうございました、あたしの不調のせいで、不愉快に思わないでいただけたらなぁ、と、
調子の良いことを考えております。えへ。
コロナ、落ち着きませんね、どうか体調には十二分にお気をつけてお過ごしくださいますよう。
落ち着いてたつもりだったですが、やはり、取り乱していたのだな、と、いまさらに。
野良猫のウサギが、お腹が大きくなって我が家に来た時の、困ったな、って思いとか、
もう、生まれ始めてて、あたしは頼られたのだ、という覚悟とか、そこらを片付け、寝床をこさえたときのドキドキとか
お気に入りだったバンブーの家具が、子猫たちに荒らされて、悲鳴を上げたこととか、
あれもこれも、いろんないろんなこと、なつかしく。
いつか、まとめられたら、いいな。
きっと、花は、今はあたしの背中でごろんごろん、してるかも?
魂は自由だから、先に逝った母猫ウサギたちと、仲良く語り合っているのかも?
そう考えると、なかなかにステキよね^^
一人っ子になっちゃうと、ふつう人間になついてくる、はずなのに、不思議な子だなぁ、って
ずっと悩んでましたが、最後に温かい思い出を作ってもらえて、別れは悲しいけど、いろいろ嬉しかったです。
しゃちくんさんも、ご自愛くださいね、コロナが収束することと、野良ちゃんたちにとって、幸せが普通のできごとに、なってくれますように、と
いつも思っています。