自由

自由だとか不自由だとか、いろんなことを考える。
同じことをしていても、何も考えないこともあるし、キリキリ痛いことも、ある。
反対側のことを知って初めて、今までのありようをしみじみと思う。

妹が修学旅行で東京に行って、帰ってきたとき。
初めて「まずいもの」を知った、という。
まずいものを食べたのか、と尋ねたら、その反対で、ものすごく美味しいものと出会ったのだそうで。
パパさんのいとこがグランドホテルの料理長だったので、土産を持たせて立ち寄らせたんだが
そのとき、ごちそうしてもらったんだそうだ。
そうしたら、学校の近くのお店の味が不味かったんだ、って、初めてわかった、と。
もう、ずいぶんと大昔のこと。

他人様からの用事でがんじがらめになってても、それが常態だと、別に不自由だなんて考えない。
たとえば介護生活時代も、二十年も続けば、もう、日常でしかない。
あたしの場合は、さらにその上のおじいちゃまも介護したので、もっとになる。
もう、人生、半分以上はそんな暮らしだった。
猫の世話も、何十匹も居ても、常態だから、やり過ごせているのだろう。
子どもの世話だって、たぶん、普通の主婦に一度に何十人も「いきなり」面倒看させたら、泣き出すか逃げ出すと思う。
いや、一日二日なら、たぶん、なんとかなるだろうけども。年単位だと、どうだろうか。

最近、はっとした。
あ。あたし、いま、ものすごく自由だ。

と、思った。
たぶん、「思った」だけ、だろう。
だって、現実、徹夜なんか朝飯前、猫の世話に追われて、パソコンどころでなく、映画も見れず、買い物にすらろくに行けないし
旅行だって何年も行けないまんま（用足しには行くけど、直行で直帰）。
だけど。
なんかしらないけど、自由。気分だけでも、そう思うことにする。

実は。
いま、左目がほとんど見えない。
十日ほど前に、草むしりをしていて、目に土がはねた。
ていねいに洗ったのだが、以来、ごろごろ、していた。
数日前からかすんできて、今、片目をつぶると、右は見えるが、左は光を感じる程度で、テレビ画面を撮影した時の「モアラ」みたいなものが
まやまやと動いて見えているのだ。
やばい。眼科に行かなくちゃ、と、やっと気づく。
書き込み、打ち込み、変換間違い、実は、ろくに見えないのです。
元が粗忽で間違えやすいのにもって、このありさま。
ネット撤退もやむをえない事態に落ち入る可能性、高し。
いろんなこと、考えたくないのに、考えなければならない事態にはまり込んでいるし。



いいなぁ。自由。あこがれる。




もしかして、壊れたかな？あたし。（－＿－；）