昨夜は夜遅くまで、と言うか。2時まで。。色々話しまして。
今回の男塾を企画した際に構想していた三瓶山登頂。。。天候も不安定なので封印していたんですが、勢いで「やっちゃいますか?」と言ってしまった。「行きますか」と成立してしまい。。
朝、登山口に到着。
普通ならこれから冬山になっていくんだね~、山頂は寒そうだよね。と会話の対象の光景なのですが。ここの頂に冬山の装備無しで駆け上がって行こうとする変人が2人。。
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通常、山岳会が一般の登山者には2時半のペースでというコースを1時間10分で駆け上がって行きましたよ。途中、撮影する気力も無く、男塾メンバーのわらさんに先導役をお願い。。と言うか、ハァハァゼーゼーですからワタシは。。
とにかく、頑張って天候の崩れる前に登攀したかったんです。。途中、先日の雪も残っていて常軌を逸脱した計画を遂行する男塾は進んだんです。
標高1000m辺りから雲の中を行軍。
山頂付近に近付くと太陽が出て来ました。。嗚呼、なんということだ!!
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記念撮影。
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三瓶山は島根県のほぼ中央にそびえる独立峰でその昔は富士山のような美しい山だったと考えられていますが、5000年、4000年前に大噴火をしているんです。その噴火は山体崩壊噴火。山自体が吹っ飛んでしまう猛烈な噴火。マグマやら岩盤が吹き飛ぶ猛烈な噴火です。
その際に幾度も火砕流が発生し当時、縄文人が暮らしていただろう集落を一瞬で人と共に焼き尽くした事でしょう。
その火砕流で埋もれた縄文時代の森が火山灰層から発掘されています。縄文埋没林です。その埋没林が多いのがこの三瓶山。
そんな縄文をテーマに男塾は動き始めているんです。
とまぁ、無事山頂では風も止み、出雲も見下ろしながらしばし景色を脳裏に焼き付け。。あ、下山しないと行けないんだよ。。
でも大丈夫。私は下山のスペシャリスト。30分で降りて来ました。
さ、麓に降りまして、先ほど走破してきた三瓶山を眺めつつ。
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偶然、撮影したポイント近くに立石神社というのがありまして、地元では「立石さん」と呼ばれている巨石がありました。
立石さんは、三瓶山山頂に重なります。三角形の玄武岩でした、鉱物的にも珍しい形の物を選んでいたようです。
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これは山岳信仰の名残で、御神体を三瓶山として祀っている時代の巨石で。後年、出雲国と石見国の境として使われ、人、物の往来の要衝になっていたそうです。
この立石さんを見た時点で、今回の男塾は終了だと思うのでありまして、その後、解散。
各々次の目的地に向かったのです。
とにかく今日は疲れた。
でも、天候に恵まれ、事故に合うこと無く無事に下山出来たことに目に見えない神々に感謝したいと思うのです。。
それでは。
paikaji