今日は依頼されている品物を出荷しに郵便局へ。
空気も冷んやり、街路樹は色付きました。
さて、先日、科学雑誌で目に入った記事がありました。7000年前にスウェーデンに埋葬された女性の全身骨格が発掘されたと。
この時代に埋葬された(すでに、弔うと言う概念があったわけですよね~、7000年前に!)人骨が北欧では珍しく無いようですが、、記事になったのは、その女性の埋葬方法だそうだ、
数多くの動物の骨の上に座るように埋葬され発掘されたそうで、、副葬品やら纏っていた衣服からどうやら現代で言うシャーマンの様だと。。
復元された女性です。
いやはや、、
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北欧って聞くと、白人をイメージしますが、どうやら当時はアフリカからのグレートジャーニーの影響がまだ色濃く人間にも特徴として残していた事が、DNA調査からハッキリしているようで肌は茶褐色なんです。
シャーマンって聞くと、現代で言えば祈祷師的な胡散臭さがありますが、社会システムが今から見ると未熟(いや、もしかしたら当時が成熟していたかも。。)だった昔は、自然の驚異やら病気やら争いなどは、このシャーマンと呼ばれる精神的なシンボルに頼らざるを得ない時代だったかもしれません。
何れにせよ、この女性は丁重に生前と同じ格好で埋葬されていた背景を考えれば、人々から厚い信頼を寄せられていたのは発掘のプロからも感じたそうですから間違い無いでしょう。
精神的な癒しを時代変われど、一般の人は求めるものなんです。
さ、でです。昨今、貧富の格差は強烈になり、人類史上最悪な状況になっています。途上国になればそれは益々激しく、生存が危ぶまれる状況にある人類がどれほどいるのか考えた事、ありますか?
生存が危ぶまれる、です。生きるのが大変、ではありません。地球上の生物としてもマズイ状況の人類が何億とも何十億とも言われています。
それは医療にも影響があります。
南米では昔ながらのシャーマンの祈祷治療が西洋医学より身近なものである地域も地球上にはあります。
シャーマンは植物を使った伝統的な治療をします。病気そのものを治すわけでは無く、病気の本人の弱った体と心を治す治療です。
不思議な話は沢山あります。お金が無く、泣く泣く安く診てくれるシャーマンに頼るしか無かった乳ガンの女性が治ったり、
精神的な病を完治させたり、
でも、昔の人間はそうやって病と向き合っていたんだと思います。
当時はレントゲンやら血液検査やら無いわけで、だから病気をターゲットとはせずに弱ったその人を癒す治療が主流だったはず。
亡くなる人も居たでしょう。でも完治した人も居たでしょう。
そうやって、シャーマンは代々、薬草の知識を蓄積して結果、薬草は現在の薬の原材料のヒントになっている歴然とした事実があるのだと、ふと、思うのです。
私達は、10000年程の蓄積してきた生きる知恵をもしかしたら胡散臭いと、蓋をしていないだろか、、
今、そんな事を地球から問われているような気がしてならない、、
では、
paikaji