私の住んでいる沖縄県石垣島で、台風の恐ろしさと言えば、風です。爆裂的な風です。風速で言えば50~70mの爆風です。
本土の皆さんには想像し難いでしょうが壊滅的な爆風が丸一日吹きまくります。
こんなのが本土に上陸したら間違いなく都市機能はアウトですね、でも、沖縄県は被害は出ますが持ちこたえます。対応社会になってますから。でも、場所により1週間停電断水になることもありますけど。
台風のエネルギー源は暖かい海水温による上昇気流です。湿った空気と言われていますが、それは自分の回転運動で引き寄せてるだけですから。
テレビが騒ぐ割には上陸するちょっと前くらいから勢力が落ちますでしょ?当たり前の事です。電源が無くなるようなもんです、地上では。
だから、大した事無かった、、になってしまうんです。
ただ最近の日本を取り巻いている気象環境は変化しています。暖かい空気が多くなり模擬的な海洋環境に表面上なってるんじゃないかと思うほどです。
上陸しても勢力が急激には落ちない危険性が高まっているように感じます。
そして、何より、南北に堤防の様に長く伸びる複雑で急峻な国土の我が国において、台風に関して恐れなければならなないのは、風、だけではありません。
激烈な、雨、です。
しかも、局所的な場所が近かろうが遠かろうが激烈な雨が降ると言う事です。
急峻なゆえ、雨は一気に低い所に殺到します。自ずと低地平地に住まざるを得ない我々は、海に注ぎ込もうと最も速度の上がる場所に生活の拠点があることを認識していないとならないのです。
毎回、私は言ってます。避難が空振りならラッキー。助かったと思うべき。
必ず亡くなってしまいます。どこかで。
さ、16号。
3時間毎の位置です。
日本は性善説で世の中動いてます。このコースに及んでも上陸の可能性、と言っているんですよね。
地域の方々は備えて下さい、と言えない、社会構造になっています。日本は。
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どう見ても九州から四国、紀伊半島に向かっています。
国も自治体はこの性善説構造社会の頂点ですから、自らの命は自分で守る意識を持った方が、損得勘定では無いですが、断然、得です。
ただ、台風ってのは地球の営みの1つ。台風があまり襲来しなかった沖縄県では海水の高温化でサンゴ礁にかなりのダメージが、、場所により80%のサンゴ礁が死滅しています。
台風は大気、海水の撹拌を活発に行い、地球環境を平準化する大切な機能なんです。
そして、季節を後押しするカレンダーの役割も担っています。
その営みに、たまたま私たち人間が右往左往してるだけですから、案外、大した話では無いんですよ、日本が性善説構造社会だどうのこうのってのは。
まぁ、ただ、新年を迎えたいなら、自然の営みに対しては臆病な位がいいでしょうね。
では、皆様
Paikaji