空き地に黄色い背の高い植物がニョキニョキと群生しているのを気持ち悪い感覚で子供の頃に見ていた記憶がある。。ススキの原っぱだった空き地が何年かしたらこの黄色い背の高い植物に入れ替わった。。
外来種で駆除の対象になっているセイタカアワダチソウ。。

地下茎でその勢力を広げるので地上のセイタカアワダチソウを刈り取っても意味がないので根絶は難しい。非常に厄介な植物である事には間違いがない。さらに、花粉症の原因や、色々問題のある害のある植物だと思っていた。
しかし、日本に入ってきたのは人為的な原因。この植物には罪は無い。。
最近、、ふと思った。なんだか背が高く群生を誇っていたセイタカアワダチソウ、あまり見なくなったような気がする。。あるところにはあるんだろうけど。。
セイタカアワダチソウを始め、植物には面白い生存戦略がそれぞれにあるんだけど、アレロパシーっていう作用が面白い。根っこから他の植物を寄せ付けない化学物質を出すらしい。でも、自分の成長を抑制する化学物質でもあるらしく結局在来のススキにその座を戻しているようだ。

他の植物も必死だから色々耐性なんかも身に付けたりしてるかもしれない。いずれにしても、駆除したり、休耕田の活用など、人の努力もあると思うけど、どうやらセイタカアワダチソウは勢力を弱めてきているのが実情らしい。。
花粉を飛ばす、と言うのも違う。セイタカアワダチソウは虫媒花で風媒花ではないのだ。虫媒花は昆虫等に蜜を吸ってもらい受粉を手伝ってもらう方法で、風媒花はスギ花粉のように風で無差別に遠くへ飛ばす方法。
なんとセイタカアワダチソウは虫達の力を借りる正統派の植物で、花粉自体が重く、遠くに飛ぶ構造になっていない。。花粉症の原因となる輩では無かったのだ。
国の減反政策で隙間のできた休耕田や耕作放置地で一気にその勢力を広めたのは皮肉にも我々戦後高度経済成長を猛烈に推し進めていたからに他ならない、と言うわけだ。
そんなセイタカアワダチソウは海外では抗菌、殺菌作用のあるハーブとして利用されてきたようで。。調べたら出てくる出てくる。。知らなかった。。
セイタカアワダチソウを専門で栽培している農家もあるようで。。飲んでも色々健康に良いらしい。。興味があればセイタカアワダチソウ、調べてみると先入観が崩れると思うよ。
さて、4月は仕事がひと段落していてゆっくり出来る時間がようやく出来ている。
2日に1度は郵便局へ行く用事があるくらいで基本、資料整理、読書に費やしている。

まぁ、こんな月もあっていいと思う。
では、
paikaji