ひと雨、ひと雨、季節は冬。
紅葉は人を喜ばせる風物詩。
別な側面から考えると、春から一所懸命に母樹に生きる活力を与え続けた一葉、一葉が慣れ親しんだ場所から旅立つ前の母樹への感謝の静かな大合唱。
やがて、その場所から、風が吹くたび、風が吹くたび、落ちて行く。母樹の足元が寒くならないように、幾重にも、幾重にも。
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この時期、銀杏や楓、椛だけではなく、あらゆる植物達が母樹に別れを告げています。
街や至る所で落ち葉が清掃の対象になります。
もし、色付いた落ち葉を見たらそっと声を掛けてあげて下さい。
一年間、お疲れ様。と。
そして、あなたを支えている人たちへ想いを馳せて下さい。
いつも有り難う。
お陰様で元気に過ごせています。
paikaji