マヨの本音

日本の古代史から現代まで、歴史を学びながら現代を読み解く。起こった出来事は偶然なのか、それとも仕組まれたものなのか?

ABCDEのまとめ(3)・・・簿外資金?

2013年04月18日 20時13分12秒 | ABCDEまとめ
何度も書き直しを繰り返し、ようやく記事として載せることが出来ました。なぜこれほど苦労したかといえば、前人未到というか、だれも触れなかった話題だからであり、慎重を期したかったからです。とにかく、世界の支配者と大富豪とはまったく違うという話をします。

まず簿外資金というものの存在を明らかにしたい。それは世界の中央銀行が発行する紙幣及び硬貨、さらには銀行が生み出す信用創造の架空マネー、プラス実質経済内の信用取引によって生み出されるGDP、つまり表の経済ボリュウム以外に裏の経済ボリュウムを構成する資金が存在するという意味です。しかも信じられないかもしれないが、その裏の資金が表の9倍のボリュウムがあるということ。つまり、裏の通貨を使えば世界の経済を自由自在にコントロールさせることが出来るし、好景気を作りだすことも簡単なことだということです。
まず、このことを押さえておいて、次の話に移りましょう。

以前から私は日本がというより、世界は二重構造になっていると主張してきた。つまり、国家そのものはあくまで線引きされただけで、国土の本当の領主が別に存在するという意味です。日本という国土は表向き民主主義国家であり、政府が統治しているはず。でも実質の所有者は三人の天皇で、時の政府とは別の次元で日本を領有しているという事です。この仕組みを平安時代に作り上げたのだから、戦国時代にはじめて日本へ来たイエズス会の聖者さんたちはそれを知った時、さぞかし驚いたことでしょう。っていうか、日本のほうがはるかに上手だったのだから・・・。

まあ、これは日本の話であり、中国にもアメリカにもロシアにも真の所有者がいる。つまり、隠れた線引きがされているわけだ。ヨーロッパはどうなの?もちろんいる。それもたくさん。

中世までのヨーロッパは戦争に明け暮れ、国土は荒廃し、たとえ戦争に勝っても、次の戦争に負ければすべてを失ってしまう。
そんな中で、世界初の大戦である30年戦争が終わった時、王族諸侯たちも疲れ果て、「どうだ、戦争をしても自分たちは死ななくてもいい仕組みを作ろうじゃないか」と言ったかどうかはさだかではないが、ややばかばかしくなった事は容易に察せられる。そしてこの戦争の後のヴェストファリア条約で諸侯たちは領地を安堵され、ある意味平和な世界を作り出すことになる。そして編み出したのが二重構造だったのだ。

神聖ローマ帝国に対し、各地の諸侯が領有する経済圏が分立していた訳で、通貨はその勢力別に発行されていた訳です。
それらが世界戦争(30年戦争を含む)の際に大きなチーム別に集まり、金を出し合い物資の準備にかかります。
そして各勢力別通貨の換算基準が必要になり、為替相場が生まれていく訳です。
この時に相場の仕組み作りを担当したのが、歴史的経緯からユダヤ人が多かったという事です。
ポイントは、各通貨を発行する権利を有していた諸候が元資を持っていたと云う事です。
この元資から民側の代表達に任せる金が、条件付きで政府予算として歳入されるのが民主主義のスタートです。
つまり、簿外資金が元で、その一部を民に任せたので比率は9:1、簿外資金の方が圧倒的に大きいのです。
中央銀行制度による陰謀は、本来9:1の1側を悪用した手法で、過去においてはいくらでも調整できました。
何を言っているかと云うと、世界通貨制度が維持できる様9の側を使い調整している世界機構が古くから存在するという事です。上記通貨を発行していた各諸侯達の権利を最初にメンバークラブとして国際条約で限定したのがヴェスト・ファーレン(ファリア)条約です。
つまり、簿外資金という大きな枠組みがはっきりしてきたのが30年戦争当時であり、この後、英国が世界の植民地競争に勝ち抜き、ポンドが基軸通貨となり、世界を制覇する。が、第一次大戦時に英国というか、Dによる三枚舌外交の失敗により第二次大戦を迎える。その結果は米国の独り勝ちとなりブレトンウッド体制に移行する。(やや荒っぽい書き方ですが・・・)

さて、その国際機構は各自のアセットを持つ国王、諸侯の合議制になっている。つまり、少なくとも自分の所有するアセットが破壊されるような戦争を基本的に望まないのが普通なのである。

さて現状、簿外資金の国際通貨安定に資する仕組みに対し圧倒的に優位に立っているEは戦争の必要性は感じていない。だが、Dはなんとか失地回復したい。そんな気持ちが簿外資金に触れないBに資金を融通することで戦争を引き起こし、現体制をひっくり返そうなどと考えるのである。