マヨの本音

日本の古代史から現代まで、歴史を学びながら現代を読み解く。起こった出来事は偶然なのか、それとも仕組まれたものなのか?

謎の大連立がそもそもの原因?

2011年10月08日 21時18分53秒 | ひとりごと
明日と明後日と連休になる。この際、虹さんがオープンさせたというギャラリーを見学しに大神神社へ行くことにした。明日は鈴鹿サーキットでF1グランプリーがあるので混雑が予想される、朝早く出発するつもりだ。天気もよさそうだし、絶好の行楽日和だ。よい写真が取れたらブログにアップしますね。

さて、小沢氏の記者会見の模様は色々な方面に波紋を投げかけている。やはり冷静に判断すると小沢氏は結局有罪になるだろうとの見方が強い。秘書たちの不当な?有罪判決を受け、もはや裁判所には正義がないと小沢氏は悟り、国民の前に本当の敵が誰であるのかを明らかにしたのだ。
しかし、私が常々言ってきたことだが、この国を支配してる人は我々の知らない人たちで、決してその姿を見せないのだ。言うまでもないことだが、裁判所や検察そしてマスコミに国を支配する力はない。つまり、彼らも単なる手先でしかないのである。小沢氏は政権与党の民主党の中で最大会派の代表者なのである。少なくとも内閣が国を動かしているなら小沢氏の裁判ぐらいなんとでもできるだろう。
今回の裁判で思うのは、もはや支配者たちはおおっぴらにその力を見せつけてきているということだ。
なぜ小沢氏がこれほど支配者に嫌われたのか?問題はそこに尽きる。

やはり思い出すと福田内閣の時、小沢氏が大連立を提案し福田首相がそれに乗っかりかけたことがある。(どっちが先だったかは正直記憶があいまいだが・・・・)そのおぜん立てをしたのは森元首相であり、提案したのがナベツネとのうわさである。真実は闇であり、おそらくその中身はみんな墓場まで持っていくことだろう。

田中秀征の一言啓上 」から引用しましょう。
(田中 秀征=福山大学教授)
10月30日(2007)に行われた福田康夫首相と小沢一郎民主党代表の“党首会談”にはいくつか不可解な点がある。首相が「衆参のねじれ現象の下での、日本の政治の新しい動かし方を一緒に考えたい」と言っても、小沢代表が「首相が話し合いたいと言うから話し合う」と言っても、何か釈然としないものが残る。
私の基本的な疑問は5つある。
1)なぜ小沢代表は“党首会談”に応じたのか。

「一国の総理が会談したいというのに断るわけにはいかない」ということは分かる。それならなぜ、安倍晋三前首相の会談要請に応じなかったのか。小沢さんの側にも首相に会いたい理由があったと思わざるを得ない。

2)なぜ、2人だけで話す必要があったのか。

最初は幹事長、国対委員長が同席して6人であったのに、途中から両党首2人の会談になった。どちらが先に人払いを求めたのかは知らない。しかし、幹事長の同席も拒むほど重大なことを話し合ったのか。

3)2人は長い時間をかけて、何を話し合ったのか。

報道によれば、2人だけの会談は45分にわたったという。会談後2人は「いろいろな問題について意見交換した」と語っている。・・・・・」

大連立の中身は現在の日本の支配者をして顔色を失うほど画期的だったに違いない。なぜならそれらに関わったといわれる森首相は長男を失い、福田氏は失意の中で失脚。そして小沢氏はこのまま行けば政治生命を失うしかないのだ。それほどの中身はなんだったか?

それは裁判所と検察が恥も外聞もなく牙をむいていることで明らかである。つまり、小沢は自民党の提案をすべて丸のみしてでも国の際策をすべて政治家主導に変えようとしたに違いない。それには官僚の人事権ではないか。

今日は疲れてもう眠いので、この続きは奈良から帰ってきてから書きます。






日本は古代ローマの共和制?

2011年10月02日 06時24分49秒 | ひとりごと
小沢氏の元秘書たちに東京地裁は執行猶予付きの有罪判決を出した。驚きの声も多いのだが、私が日頃から言っている「国は国民の知らない人たちが動かしている」ことが本当なら、この判決は至極当然である。むしろ、野田政権に変わったことで判決に影響が出たとしたら、国は内閣が動かしていることになり私は自分の主張を修正しなければいけなくなる。つまり今回の判決は日本の政治の姿をはっきりと国民に示したわけで、洋服の内側に鎧があることをちょっとだけ国民に見せたのである。

それにしても裏政府の小沢氏に対する執念深さは尋常じゃない。ホリエモンや村上ファンドの裁判をみても、国家のアンタッチャブル領域に触れたものを絶対に許さない意思は明らかだ。つまり田中角栄が日本の政界、官界、財界を支配した過去を絶対に繰り返してはならないと支配者は考えているのだ。

月刊日本今月号に松田賢弥氏が「小沢氏は角栄になれなかった」との表題で、小沢氏は角栄を裏切ったと書いているが、角栄は小沢氏を金権政治から守るため、むしろ積極的に遠ざけたのであり、小沢氏が仮に裏切ったとしたら真紀子嬢は彼を決して許さないはずだ。
要は、角栄は裏政府のコントロールを離れ、国民国家を構築しようとして失脚させられたのである。以前翻訳したシーグレイブ氏のGoldwarriorsに、角栄が戦時中に大儲けした内幕が暴かれていたが、彼が失脚するのは「87年債」という建設国債が原因で、決して換金してはいけない架空国債を中曽根が海外で売却しようとしたからである。この国債は私の想像するところ償還する気はなく、利払いは皇室からプレゼントされたM資金で(スイス金口座からの利息)賄われる。償還さえしなければ永遠に回ったはずである。そして、角栄の後継者である小沢・真紀子はおそらくそれを引き出す権利を持っていると思われる。
この国債は日本中の建築土木業界を活気づかせ、その恩恵は官僚組織をはじめ、政界の与野党隅々にまで浸透した。つまり、裏の支配者のくびきを取り除いてしまったのだ。これに驚いた裏の支配者は立花隆というジャーナリストに暴露本を書かせ、世にも不思議なローキード事件を捏造したのだ。
いずれにしてもこれらは昭和の話で、おそらく平成になりその金口座がどうなったかは我々の知るところではない。しかし、二度と角栄のような首相を出してはいけないと支配者たちが固く誓ったことはまちがいないのだろう。

昭和は終わり平成になり何かが変わった。結局、皇室と朝廷の力関係が変わったのであり、国民のための国家ではなく、皇室のためのつまり朝廷のための国家になったのだ。
古代のローマは共和制と言われるが、皇帝は元老院が選び、言うことを聞かない皇帝は殺されるのである。カエサルもネロも最後は暗殺される運命だった。現在の日本は、朝廷による貴族政治、つまり共和制国家である。ただ、飾り物に過ぎないはずの皇室が実は天下の皇室であり、世界の皇室だから困っているのだ。皇室と朝廷の関係は友好関係にあったり対立関係にあったり、常に同じではない。現時点でどうか?これは現在の状況をじっくり眺めそして判断するしかない。