(p_-)2010年◇日本の伝統文化の「復活」「継承」を心がけたいと思います。
戦後、日本は目覚しい経済発展をとげました。その恩恵は計り知れないものがありますが、一方で失われたものも少なくありません。
その一つが日本の伝統文化です。たとえば「食」の問題です。
「食」。たとえば醤油はもともと丸大豆と小麦、食塩のみを原料とし、時間をかけてじっくりと醸造されてきましたが、現在は様々な食品添加物を使って製造した安価な醤油が多く出回り、幅を利かせています。昔ながらの醤油づくりはだんだんとすたれ、もろみを仕込む大きな杉樽を作ったり維持していく職人の「手わざ」技術の継承なども難しくなっています。
しかし、自然エネルギーを最大限に利用することで、長い年月をかけて磨き上げられてきた伝統技術は、完成度の高い環境保全型のECO技術ともいえます。温暖化対策など地球環境に配慮したECO技術開発があらゆる分野で模索されていますが、わたしたちが忘れかけている伝統文化をまず見直し、守り受け継いでいくことが、これからますます求められているように思います。経済優先主義の風潮に流されることなく、「伝統を守る」ということに、一つでもいいから目覚め、購入・実践していくと日本の食の問題も底辺から少しずつ変わっていくと思います。
日本の農業に携わるかたがたも大変です。日本人が野菜や穀物の本当の味を忘れていくのは、スーパーなど大型量販店の規格主義による大量生産と大量廃棄にあると最近になってやっとマスコミなども取り上げるようになりました。農薬や肥料を全く使わない自然農法や有機農産物を積極的に購入・使用して、さらに伝統製法を重んじることで、たとえ規模は小さくとも志と個性のある生産者やメーカーから提供していただいた「いいもの」を消費しひろめていけば、やがては日本の農地も蘇り自給率がアップし、「食」をはじめとした日本の伝統文化を守り、さらに日本の農業や風土、環境を守って未来世代に責任を持ってきっと受け継ぐことになると確信いたします。「モノ」売りの私たちも食生活が基本です。日本の伝統文化の復活・蘇生を私たち日本人一人ひとり、底辺から変革していきましょう。
(p_-)昨年暮れは通販、コンビニ、百貨店、スーパーなどのおせち料理の宅配がスゴかったようです。12月30日、実店舗のほうでもおせちの通販を多少やっていましたがクロネコヤマトのドライバーから、連絡が入り「今日は配達・集荷が遅れるかもしれない」なぜなら、私の町の市街地約1,200世帯のうちクロネコさんだけで240個のおせち料理の宅配があるので・・・、ということでした。昔は、おせち料理といえば自家製のなます、煮豆、たづくり、数の子などなど、刺身などを除けばほとんど手作りでしたが、いまどきは完全既製品「おせち」が幅を効かせてているようです。冷凍ですでにお重風の容器に入れられてくるので自然解凍で食卓へ。便利ですが、食品パックの裏を返せばかなりの添加物。残れば廃棄。これでいいのか日本人と外国人からいわれる日がやがて来るでしょう。
◆今日の心がけ◆限りある「食物資源」を見直しましょう。
※世界のHONDAの寄居工場早期操業開始祈願。ぜひわが町寄居に住んでください。
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