■パンカップ店主の昭和的こころ 「三角ベースボール」

アラカン・パンカップ店主の昭和的こころの復活記◇昭和の時代・日本の伝統を見直しませんか?!

環境にやさしいお祭りを 寄居町【水天宮祭】武町・栄町

2010-07-24 10:24:42 | 実店舗リビングショップおおたに
8月7日 寄居町の最大のお祭り・・・船山車と花火の饗宴 【水天宮祭】が開催されます。
ほおずき提灯とボンボリ、約450個にロウソクを灯けた船山車を荒川中流域の玉淀に漕ぎ出し、また背景となる鉢形城跡の岸壁から打ち上げられる無数の花火を頭上で楽しむ珍しいお祭りです。
祭りに参加する各町内の人々は、玉淀川原に寝転んで(?)花火を鑑賞できるのですから、なんともイイ気分のお祭りです。


さて、たくさんの見物客がいらっしゃる中で、船山車に乗る町内の子供や祭り行事役員は花火の始まる約30分前から、ロウソクに火を灯し始めます。全部点け終わるまで約30分以上はかかります。
ロウソクというのは太さ・長さ・気温で実際の燃焼時間に差が出ますが、昔からよく使われているローソクサイズは、提灯・ボンボリのサイズに合わせて、2時間タイプのものと決まっていましたが、お祭り開催時間や警備上の問題もあり、お祭りの当事者としては約3時間の点け祭りとなります。2時間のロウソクでは、ロウソクの付け替えという作業が発生していたのです。これが大変な作業。お囃子を奏でたり、ロウソクの付け替え作業となるとかなり大変。お祭りを楽しむどころではなかったのが本音です。

また、点け替えの際に、短くなったロウソクを荒川に捨てたりして「水の神様」のお祭りにしては、川を汚す行為をかつては無意識にやっていました。

罪穢れを川に流すという風習はかつての寄居町にもありました。
お蚕さんが盛んであった時代は、養蚕用具を川で洗い浄めたり、七夕が終わった後に竹や飾りを当時つり橋だった正喜橋から川に投げ捨てたり、水天宮祭の後の花飾りを川で洗って流す・・・、など日常的に行われてきました。また私どもが子供のころは別の意味で、神輿の「棒洗い」などは神聖な川で神輿を浄める行事として毎年夏の風物詩として行われてきました(今はやっていませんが・・・)。

【ロウソク】の付け替え作業をなくすこと。そしてなりよりも川を汚さないこと。
私たちの町内では、青年部員の減少とともにこれの解決策に取り組みました。
たまたま私どものお店で扱い始めた高級ロウソクがばっちりハマリました。電気も考えましたがやっぱりお祭りはロウソクの揺らぐ炎でないと花火に負けちゃう。

【太】三時間(東海製蝋・静岡県富士宮市)というローソク(国産)です。
 私どもの町内「武町」とお隣りの「栄町」さんの2町内でご利用いただいています。
ロウソクの原料は厳選されたパラフィンワックスと富士山の湧き水で練り上げています。

今まで無意識に川を汚していたお祭り。。。

気づきをいただいて、みんなで意識をあらたにすれば、
いいお祭りができます。環境のことは「できることから」がイイですね。

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