実際そうなんでしょうね。
戦争当事国が「戦争をそう感じさせなさ」の徹底と浸透がはかれる事実に思うのは、そこまでして周到な侵略の継続を自国民に見せられる欺瞞さ。
どこの国でもこう、とはならなさを思うのと、ここ数年のモスクワ近郊でのインタビューで「戦争についてどう思うか」などに見受ける普通の市民の「くぐもったような返事」「差し支えない言い回しの終始」をして「こうできるんだ、人って」と膝に来た。
自分には被害はない。なる正直。
まかりまちがってのトバッチリが稀にあったとしても、被害最小限を心がけてる無難さと「そらし」に満ち満ちた会話。
つまらん。
欠けてる感性みたいに「明らかに触れに行かなさ」の宿る佇まいや所作への違和感は、「これは平和なのか」と外野ながら老婆心が募った。
「そうふるまえてしまえるのだ」なる事実に戦慄する。
のっぺらぼうなんだよ。