秋海棠粗雑な日々

飼育している爬虫類を中心に紹介していきたいと思います。

ワックスモス(ハニーワーム)累代飼育この時期注意すべき事

2023-05-23 08:08:43 | 飼育設備
この時期は真夏を連想させる日があったり梅雨のような日があったりと温度管理
湿度管理に気を遣いますね。

私が約20年に渡り殖やし続けている餌昆虫の一つがワックスモスです。
商品名はハニーワーム、和名はハチノスツヅリガと言い養蜂業者からは害虫として
扱われています。昔は釣り餌として知られていました。私が高校生の頃には既に
販売されていましたから釣り餌として養殖の歴史は40年以上ということになると
思います。
この昆虫の維持で重要なのは湿度管理です。冬場は乾燥に気を付けないと一令幼虫が
うまく育ちませんがこれからの時期は多湿が原因のカビには特に気を付けています。
蛹になった繭の表面に付いた糞は出来るだけ除去し、乾燥させます。晴れた日で
あれば風通しのよい日陰に置いて表面がカラカラになるようにします。幼虫飼育に
ついては餌をまめに交換することが良い結果になります。
ちょこまかとした手間は掛かりますが餌昆虫の飼育から得ることが出来る情報は
多大であると私は思います。冷凍餌はあくまでも私にとっては副菜的なもので与える
餌の中心的存在ではありません。

恒例行事

2023-02-13 09:35:46 | 飼育設備
地味ですが私にとってとても大事な作業の一つが販売時に生体を収納するカップの
洗浄です。残留している離型剤は洗い流す必要性があります。

数年前から自分なりに考え回転開閉式の蓋が付いたものを使用しています。
中に入る生体が過ごす時間は短いのですがそれでも出来るだけ安全で安心な環境を
提供したいものです。回転開閉式の蓋は生体の脱走の防止にもなります。レギュラー
タイプのものより僅かばかり割高ではありますが生体のことを考えれば安いものだと
考えています。今シーズンは何個のカップを洗うことになるのでしょうね。

私にはかえって面倒な代物?

2023-02-05 13:19:50 | 飼育設備
この趣味を長くやっているとご厚意でいろいろといただくことがあります。

この人工飼料もその一つでした。今ショップさんに行けば様々な人工飼料が売られています。
時代は変わったなあなどと老害は思うわけです。・・・が生き餌の飼育が苦ではない身としては
意外と面倒なことになりました。ソメワケたちに与えたところあまり喜んで食べているといった
様子ではありませんでした。コオロギでしたら投げ込みで与えてしまえば済むことですが個々に
ピンセットで与えなければいけない訳ですから頭数が多いとやたらと時間ばかりかかってしまい
ます。唯一の利点はカルシウムの付着が容易なので市販されている少し粒が粗いものであっても
問題なく使用できることです。画像の怪しい白い粉は成分は優れているのですが粒が粗くて餌の
昆虫に思ったほど付着しないのです。乳鉢で粉砕を試みたのですが思い通りにいきませんでした。
しかしこの人工飼料とは相性が良いようです。メーカーさんのデータですと栄養バランスも良い
ようですから今後は少し使ってみようかなどと考えつつも子供の頃を思い出しました。
私が小学校低学年だった頃だと思います。コーンフレークに牛乳をかけたものを朝食として食べる
ことが流行しました。栄養バランスが優れているという触れ込みでしたが牛乳嫌いの私からすれば
罰ゲームネタ以外の何者でもありませんでした。今現在、冷蔵庫に塩麹が常備されている家庭は
どのくらいあるのでしょうね。
そして今は健康食として昆虫を食べる時代です。本音を言わせていただけば私はイナゴや蜂の子等
を食すのはその土地の食文化だとは思います。ですがミールワームやコオロギは食べません。単な
るゲテ物食いです。先日も日本有数の大企業がコオロギを養殖などと報道されていましたがどうな
ることやらですね。以上今日は皮肉屋の秋海棠でした。


見えない結果と小さな努力

2023-01-26 12:56:44 | 飼育設備
餌昆虫に野菜類を与えるということは水分補給と栄養補給を兼ねています。

今回はコオロギやミールワームに与える際の注意点等を綴っていきたいと思います。
市販されているものを利用する場合は残留農薬が気になります。この場合は食器用の
洗剤で表面を洗います。この後よく水気を切ってから与えますが水滴が残っているよ
うでは適しません。出来ることであればキッチンペーパー等で野菜を包み数時間から
一晩程度置いたものが適しています。もう一つの注意点は冷蔵庫に保管している場合
必ず室温程度にしてから与えることです。冷たいまま与えれば餌のコオロギとてお腹
を壊すかもしれません。
理想的には無農薬野菜を作ることが出来たら良いのですが一部の方を除けば難しいと
思います。私は白菜やキャベツ等葉野菜の野菜屑をメインに使っていますが通気の良
いケージで餌昆虫を飼育し水分をしっかり飛ばした野菜を与えることで問題は起きて
いません。しかし野菜だけでは当然栄養不足ですから餌昆虫が好んで食べてしかも栄
養価の高い餌を併用し与えます。健全な餌昆虫を育て与えれば飼育している生体も健
康に育つことと私は思います。必要なのは極僅かな努力ですね。

当たり前のことに気付かない時。

2022-02-22 07:18:22 | 飼育設備
日常ぼんやりしていると基本中の基本を忘れてしまう一つの例です。

先日何時ものように脳天気なオイちゃんは暇をもてあまし100均で売られている容器を相手に
悪戯をしていましたとさ。
蓋をカットして分割した後に片側をネジ止めして固定すれば完成!となり狂喜乱舞するはず
でしたが何ともしっくりしません。かったるいのでその日の作業は終わりにしました。
自身でも何故かわからないのですが明け方寝ぼけていたのだと思います。急にスチレンの
ワッシャを作っていた事を思い出しました。朝起きてから直ぐ作業に取りかかったところ
何とも良い具合に。当たり前のことですがこの容器はプラケースやコンテナのような強度
補強が出来ている構造になっておりません。例えばプラケースであれば上部のカールしている
部分や底面を走っているリブがケージの強さを作っています。コンテナケースも側面にリブが
走っていますし底面が四角く網状のリブが付いているのも強度を作るためです。樹脂製品の
場合単なる四角い箱であれば強度が出しづらいという特徴があります。アクリル製水槽の上部を
連想していただければわかることと思います。
今回、問題点だったがたつきは蓋と本体の隙間に0.5ミリ厚のスチレン製ワッシャを咬ませる
事で解消できました。当たり前ですが蓋と本体に隙間がないと嵌まることが出来ませんからね。
また固定した側の蓋のおかげで強度も僅かばかり付いたようです。
ただしこの容器を水で満たすようなことは膨張しやすいので避けた方が良さそうです。
もちろん重過ぎる調度品や床材も同様です。