ぷりちー探検隊

ゆる~い感じで書いていきます。

『おくりびと』

2008-10-09 | 映画
どっかの映画祭で賞を取ってますが、それよりも前に試写会で観た友人の強力なプッシュがあって観てきました。
内容は予告を見て想像できるとおりの作品。その想像どおりの良い作品でした。やっぱり泣けますね。
上映中にティッシュ1個使い切りましたよ。
モックンって綺麗に泣くのね。つつつ~って綺麗に涙を流すの。
「うちの名優さんなら涙より先に鼻水ビローンって垂らしてるとこだよな~」なんて余計なことを考えてしまいました。

舞台が山形って設定だったんで、北国の風景も奇麗でね。
吹雪の中を車で走るとこなんて懐かしくって。
ああいうとこ、よく走ってたのよ。
周りが真白になって視界の悪い中、軽でちんたら走ってると後ろの車にバンバン追い越されてたっていう懐かしい思い出…
あと、レトロな建物が素敵でなかなか興味深かったです。
ああいうデザインのドアや窓の家に住んでみたい♪

この映画、食べるシーンが多いです。
死んだ人もたくさん出ますが、食べ物もたくさん出てきます。
そういえば、お通夜の席なんかでは死んだ人の横で平気で飲んだり食べたりしますよね。
来てくれた人にお酒も出すしね。
あれってけっこう不思議な光景かも?
まあね、生きてる人間は食べなくちゃいけないんだけどね。
劇中にも「生きてるものはみんな命を食べる」みたいなセリフがあります。
食べる=生きることと死ということを、同等に大事なことだよって言いたかったのかな、この映画。

主演の本木さんはもちろんですが、
社長さん役の山崎努さんが味のある演技をしてて、とっても良かったです。