Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

映画 MW~ムウ

2009-07-05 20:57:01 | 映画
今週末は金曜に仕事が終わってから札幌へ飛ばし、友達と酒を飲みに行った。急に決まったのだった。

翌日土曜は夜のバンドの練習まで暇なので、床屋へ行き、公開日の映画MWを見に行った。

MWは手塚治虫原作の漫画。
有名ではないが、かなり衝撃的な内容の作品だ。手塚のダーク系作品ではきっちり長編になっているし、オチもついている。学生時代に読んでまだこんな作品があったんだと感銘を受けた。手塚作品の中では異色のものだと思う。ことある事に何度か読み直すので、具合が悪くなりながらも好きな作品なのだろう。

公式サイトによると以下の通り。

1976年9月10日号~1978年1月25日号「ビッグコミック」(小学館)にて連載。バイオレンス、裏切り、政治悪など、ありとあらゆる現代社会の病理を描いたピカレスク(悪党)コミック。当時タブーとされた描写をも大胆に用いたこの作品では、人間の弱さ、人の心に潜む原罪などが鋭く浮き彫りにされており、読者に対して“この世の真理とは何か”“人間の善悪とは?”といったテーマを問いかけている。夢や希望、愛と勇気といったテーマの印象が強い手塚作品の中では、非常に異色の一作である。
「MW」。この記号のようなタイトルが表しているものには諸説あるが、「Man & Woman」「Mad Weapon(マッド・ウエポン)」の頭文字をとっているという説や、上下を逆にしても同じ文字となるので、「常に価値観は反転する可能性があるという皮肉をこめている」といった解釈もある。


で、映画。

主人公2人の内、結城が玉木宏なのはなんとなく納得。賀来が山田孝之なのはちょっと漫画とはイメージが違うかな…。漫画のイメージを生かすとするとやれそうなのはグッさんくらいしか思い浮かばないけどそれだと、作品的にも商業的にも成り立たないしね。
玉木とグッさんのラブシーンみたいのが出てくるんだからかなりのインパクト漫画なんだけど、インパクトはかなり薄くなったような…

映画的にもトホホなシーンも多々あるし(米軍基地から奪った兵器に丁寧にMWと書いてある。ネオン管が光っているMWの入れ物等)、石橋凌の出てくるシーンは全て笑わせようとしか思えなかった。

石橋凌が走るシーンが多いんだけど、この体じゃあ追いつくはず無いだろうと見る方に思わせてしまうってどういうこと??(笑)。
腹出過ぎ!。汗でビチョビチョのシャツもあら~って感じ。
超スローモーションで手榴弾をキャッチするシーンも意外性もクソもない。その体で届くはず無いけど取っちゃうんでしょ?って分かっちゃうんだよな~。全体的にそんな感じ。
前半のカーチェィスは面白かった。ていうか、石橋凌のアップは全て面白い。石橋凌の周りをグルグルカメラが回って取っているであろうシーンをまとめて編集したら大笑いできそうな感じ。

ラストもなんだかな~。
原作読んだ人は見ちゃダメな映画だと思うな~。

久々に終わった後ぐったりした。
ピュ~と吹くジャガー、20世紀少年、MW。
漫画原作ものにはやられる。3連敗という感じ。

採点(原作を100点とすると)
ピュ~と吹くジャガー   3点
20世紀少年       60点
MW            30点





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