Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

沈まぬ太陽

2009-10-26 20:41:34 | 映画
この数日、必ずこの口上からですが、気管支はやられているものの、菌を放出する恐れが無くなったことから、週末、映画を見てきました。

インフルエンザでダウンしている間、テレビを見ると、長門裕之か高相ばっかり出てきた。そんな中、渡辺謙がところどころたまに出てくる。映画「沈まぬ太陽」の宣伝で。
ほぼ寝ながら見てたのでもうちょっと先の公開かと思いつつも、日航機墜落事故が主題?と徐々に刷り込まれていたのかもしれない。日航機墜落といえば、小学校4年くらいの夏休みに起こった衝撃的な事件。

週末になり、王様のブランチを寝ながらかけてたら、今日から公開、なのだそうだ。
それまでの数日も含め、恐ろしくヒマだったので、見に行くことにした。
そのくらいの情報で見たのがよかったのかもしれない、とても面白いといってはなんだが、映画として面白いものだった。内容は重厚なもの。
3時間半の上映時間、少しもダレることなく、最後まで息つく暇のない映画だった。原作との比較から賛否両論だが、最近原作見て映画を見るとガッカリすることが多いので見ないで見て正解というか、普通に良くできた映画だし、非常に満足度は高いです。
最近は邦画のほうが見たいのが多いです。が、2012は見たい。
ともあれ、ここのところどっちかというとハズレだったけど、見たい感じのが見れて良かった。


原作は白い巨塔、華麗なる一族、不毛地帯などなどの山崎豊子で、沈まぬ太陽は全5冊ある。
この映画でさえ、端折ってて登場人物の背景が描き切れていないなどという批判があるので、原作を読んでみたくなった。


映画で少しだけ気になったこと。
前日に、先日TVで入っていたマジックアワーを録画していたのを見てしまったせいで、小日向文世のシーンがちょっと・・・なんて言うんでしょう、コントみたいに見えてしまった。飛行機もおもちゃに見え。重要なシーンだったんですが。

チョイ役で大物を出すのはいいんですが必ずしも効果的でない場面も(笑)。小日向と長谷川初範を組み合わせると面白い風にしか見えないのは俺だけでしょうか。関連して東幹久もこの場面で出てくるんですが、もう笑ってはいけないシリーズのレギュラーにしか見えないですからね。シリアスなシーンだったから全然セーフでしたけど。

でも、3時間半で気になったのはたったそれだけ。
映画になったのは、表側から見た言い分。裏側から見たこの作品に対する言い分も相当あるでしょう。作品化された時、映画化されるまでの抵抗も相当あったそうです。そういうことも全て含めて、もの凄くパワーのある映画でした。


主要人物の人名がすごいっすね。
恩知もすごいけど、行天というのも。慣れるまでちょっとかかった(笑)。




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