朝起きたら、一階の勝手口の前に山のようにペットボトルと空き缶が置いてあった。
ペットボトルは栓をしたまま。
これを私が全て栓を開け、水で洗って乾かし、段ボール箱はビニール袋に入れて市の処理上まで運び込まなければならない。
今日の分だとざっと全部で2時間はかかる仕事だ。
以前は腹を立てていた。せめて栓だけでも開けるように言ったが、聞きやしない。彼なりの、薄っぺらいプロテストだろう。
こんなことを数年間続けてきたが、今では私はあまり腹を立てないようにしている。
一種の達観だ。
すなわち
『息子は一つの事象に過ぎない』
こう思うようにしている。
相手が人間。加えて息子である。こう思うから腹が立つ。
腹が立っても金は入ってこない。自分が健康になる訳でもなく、綺麗なお姉ちゃんが突然我が家を訪れる訳でもない。
であるならば、それを台風や、気温、毎朝の芝生の様子などと同じ「事象」としてとらえ、適切な「対応策」を取るのがベストだ。
対応策がうまく行けば「よくやった」という満足感が生まれ、自分の人生がそれだけ豊になる。
そう思いはじめている。
2時間の仕事を不要な雑用とみるか、自分の人生を豊にしてくれる有益な「事象の対応策」と見るかで、余生の楽しみも変わってくるだろう。
幸い今日はいい天気だ。ペットボトルや空き缶の洗浄、整理、乾燥にはうってつけだ。
今日はどの曲を聴きながら作業しようかな。
*****
今日はとても充実した一日だった。
午前中、息子が出したペットボトルと空き缶の洗浄と乾燥をした。
その後、昼過ぎにゴルフの練習に行った。以前お世話になっていたプロの方のレッスンだ。彼の弟子の女子プロも来て、一緒に打ちっ放しで練習した。
後3日でゴルフなので、ポイントを四つに絞って下さい、とお願いした。これがそのポイントだ:
1. アドレスをしっかりする。具体的にいうと姿勢を正しくするということ。
2. 手を伸ばし甲を前に向ける。テイクバックのときに腕がすぐフニャとなる。それを心棒して伸ばして、かつ左手の甲が全面を向くようにしろ、ということ。なかなか難しい。
3. 軸がぶれないようにする。これはとても大事。改めて再認識した(はい。トートロジーです。)
4. 手ではなく腰で打つ、この時頭は動かない。これを意識して打ったら、最後に腰が痛くなってきた。困った。
2. 手を伸ばし甲を前に向ける。テイクバックのときに腕がすぐフニャとなる。それを心棒して伸ばして、かつ左手の甲が全面を向くようにしろ、ということ。なかなか難しい。
3. 軸がぶれないようにする。これはとても大事。改めて再認識した(はい。トートロジーです。)
4. 手ではなく腰で打つ、この時頭は動かない。これを意識して打ったら、最後に腰が痛くなってきた。困った。
天気はいいので、ゴルフも気持ち良かった。
帰宅して、今度は乾かしていたペットボトルと空き缶をジムニーに積み込んで、市の処理上に向かう。全部リサイクル品なので手数料は無料だ。ここは係員も親切で気分がいい。きれいさっぱり捨てきた。
買える途中、例のスギ薬局(それともドラッグストアスギヤマ?)でScottie を一箱買った。相変わらず
品不足でお一人様一箱の制限だ。
次に銀行と信用金庫に寄って、記帳を済ませた。
三菱銀行には先週の仕事の入金が早速あった。気の早いクライアントだ。
帰宅したら税務署から消費税の納付書が届いていた。明日にでも納付する。払うべきものはとにかく早く払って、済ませる、というのが私の不変のポリシーだ。
多分、税務署も私のポリシーを快諾しているのだろう。創業以来、この20年以上、一度も税務監査が入ったことがない。ちょっとした自慢だ。
経済産業省の中小企業庁事業環境部というところから、消費税の転嫁拒否等に関する調査、というものが届いていた。今から記入して明日投函しよう。
うちのクライアントは全て reasonable なので、転嫁を拒否されたことは一度もない。
冒頭の説明を読んだら、「問題のある行為をしている取引先事業者がない場合は、回答及び返送の必要はありません。」とある。
残念。うちの場合、これに該当するので、返送しなくてもいいってことか。作業が一つ減って助かるが。
*****
今朝見た夢がなかなか面白かった。
メインのストーリーは、自分がなにか試験を受けるものだった。
試験会場で隣に座っていたのが、米国留学のときの仲間の佐藤さんだったのが愉快だ。彼も今更ながら試験勉強をしているのだ。
その後、珍しく息子と同一行動を取っていて、二人で自分達のマンションに帰宅するシーンがあった。
自分達の部屋は4階だが、何故か階段に人が沢山群がっていて、それを掻き分けて登っていかねばならない。
たまたま階段に座っていた40歳くらいの女性の額を私が膝で打ってしまった。あわてて誤ったら、彼女は「いいですよ」と笑って許してくれた。なんて寛大な人だろう。
その後、一階に戻って郵便ポストの郵便物を息子と二人で鳥だそうとした。
不要なちらしの類も一杯入っていた。荷物を床に置いて、息子と二人で取り出すのに苦労しているときに、何故かイタリア人と思われる外人が声をかけてきて、「これはどうすればいいですか?」と聞いてくる。
何かで困っているようだ。こちらは郵便物を取り出すのに手一杯なのだが、仕方なく、どれどれと話を聞いてあげようとした。
その時、「これは罠だ!」とピンときた。相手はイタリア人の風情。ということは、困った振りをして、こちらがばたばたしている隙に仲間が私の荷物をひったくる、という、よくあるあの手が。欺されんぞ、この野郎、とイタリア人をぶっ飛ばしてやろう、と思った瞬間、目が覚めた。
残念。せめて夢の中で人をぶっ飛ばしたかったのに。