昨日、昼頃にとんでもない土砂降りの雨があった。
その後も雨がちらちら降っていた。
今朝は秋晴れ。雲日一つない。爽やかだ。
朝風呂を浴び、洗濯物を洗濯機に入れて洗い(ここに三回出てくる「洗」という字をもっと省略できないだろうか?)、サラダだけのささやかな朝食を取り、日経産業新聞にざっと目を通し、家の周りの落ち葉を片付けた。
時間に追われるコンサルタントの仕事を10月30日で終え、時間の余裕が出るはずだが、最初の10日ほどはいろいろとバタバタして、満喫するほとではなかった。ようやく昨日あたりから、生活の余裕、時間の余裕を実感できるようになった。
コンサルタントの仕事を止めて良かったのは、言うまでもなく時間に追われなくなったことだ。しかし、他にもあることに気づいた。
まずクライアントの所に出向くことがほぼなくなったので、もうスーツを着て革靴を履くこともない。これまでもせいぜい年に数回だったが、しかしいつ訪問する用事が発生するかもしれない、という緊張感はあった。
それがなくなった。
折しも今朝の日経産業に「スーツ・オブ・ザ・イヤー」の記事が出ている。
日本マクドナルドのCEOほか、6名が受賞したらしい。マックのカサノバさんは女性だが、「スーツでいると自信がみなぎる」と威勢がいいな。私などはスーツを着ると、自信がガクッとなくなるのだが。
コンサルタント業務をやめてよかったもう一つのことは電話会議がもうない、ということ。
これが結構はプレッシャーだった。
最近はWEB上ので電話会議というか、遠隔会議もあって、そのシステムが良く分からないし、馴染めなかった。必要なハードもうちでは揃えてないし。
これで死ぬまでクライアントとの連絡は電子メールだけでいい。楽だ。
周りにはラインをビジネスで多用している人もいる。私はラインとか、フィードバックとか、そういうナウいものは似合わない。
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落ち葉拾いも終わり、トマトジュースの摂取も終了した。今日はA市に出向いて、新しいイヤポッドでも買うか。
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今調べたら、「イアポッド」は「エアポッド」が正しかった。いずれにしても、ATOKは一発では変換してくれない。
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(A市への移動中に書き留めたメモの内容を帰宅後転記しました)
自宅からバスに乗って駅まで向かった。平日のラッシュ時以外の時間帯は、片道200円均一なのでお得だ。
1時間に2本くらいは来るのでそんなに不便ではない。バスなら帰り飲んでもOKなので結構この「行楽」は気に入っている。
駅のプラットフォームで待っていると、快速が入ってきた。
11時だが、ほぼガラガラ。
時間調整ということで五分間停車した。こののんびり感が最近心地よい。
地元の駅からA市の玄関となるC駅までは30分かからない。昔住んでいた横浜のH駅から東京駅に行くときよりも短い時間だ。
普段はあまりこまない。
政令指定都市(東京を除く)から電車で30分という地方都市が今日本で一番住みやすい。
さっき気づいたら、iPhoneの電池残量があまりない。このために外付けバッテリーを2台も買ってあるのに、掴み取ってくることを忘れた。
こういうポカがどんどん増えている。
いつもなら車中でiPhoneを覗くのだが、仕方ないのでメモ帳を取り出してこのメモをライブで書いている。
おまけにボールペンを持っていないので、シャーペンだ。
きれいに字を書く鍛錬の一環として書いているつもりだが、電車の揺れもあり、汚い字だ。
ちょっと不明だ。
今、最初の停車駅に着いた。
ここはもう隣の県だ。A市の県なので、人口も多い。今止まっている駅は典型的なベッドタウンで、大層大きな団地がある。
子供の頃、よく親に連れられてこの団地の中のスーパーに買い物に来たりした。高度経済成長を支えた町だ。今は老人だけの町になり、かっての活気はない。
天気がいいので向かいのシートの後ろの窓から差し込む陽光が眩しい。雲はかなの数が浮いているが、いい天気だ。
今、踏切を通り過ぎた。両方向ともかなりの数の車が列をなしている。このあたりはなぜか飛び込み自殺が多い。東京だと中央線沿線というところか。
席がかなり埋まってきた。次の駅は最寄りの空港の玄関口だ。ここで席も8割方埋まった。
この駅からはへんてこな新都市交通の電車が走っている。あまり採算は取れてないようだ。
今、目の前はビール工場。中央フリーウェイみたい。
そんなにいい水が取れる場所でもないのに、なぜこんなところにビール工場があるおか。昔から不思議だった。
今、ちょっと大きな駅に止まった。すでにA市の中に入っている。
ここから降りる人が出てくる。
私の左隣の二人分のスペースは空いている。更にその向こうに黒服の若い女性が座っている。
ずーとパソコンでなにか書いている。
持っている紙袋が我が町のスーパーのものなので、同じ駅で乗り込んだのだろう。
今、C駅に止まった。
ここは横浜から東京へ向かうことに例えれば、品川駅のようなものだ。
ここでJRを降りて地下鉄に乗り、市内の一風堂でラーメンと餃子を食べるのも魅力的な Proposal だが、今日はA駅まで行って、とんかつを食べることとする。
とんかつ屋には12時ピッタリに着いた。
すでに列ができていた。私の前の人数を数えると10人だった。
私の後ろの二人連れのサラリーマンの中の一人が注文を取りに来た店員に「30分くらい待ちますかね?」と聞いた。店員は「そんなにはかかりません」と答えた。
結果的にそのとおりになった。
12時5分には、私の後ろの客の数は7人に増えていた。
12時7分、席に案内された。
12時10分、とんかつ定食が届いた。
12時20分、レジで支払いを済ませた。
なんのことはない。到着から20分ですべてが終わった。
この店のオペレーションはおそらく日本一だろう。
店の外での注文取りかた、キッチンへの連携が素晴らしい。
店員もおざなりな対応ではなく、個性がにじみ出た客対応をしていて、客の雰囲気もいい。
とんかつ定食に生中を加えて2500円でした。
満足。満足。
こういうときは "Ich bin ganz satt geworden!" というドイツ語が自然と口から出てくる。
そのあと、駅のそばの映画館にいき、上映内容をチェック。面白そうな映画がないので、諦める。
結局ブラッド・ピットとデカプリオの映画は見られなかったな。残念。
駅界隈からアップルストアーがある繁華街に向けてあるき出す。
途中、目の前を歩いている小柄な女の子が暑いのか、コートを脱いだ。
すると同じくらい厚いコートが現れたので、びっくり。
コートを二枚重ねする人を生まれてはじめて見た。
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アップルストアーは平日いもかかわらず、結構賑わっていた。
入店すると、すぐ目の前の大きな黒人のお兄ちゃんが日本語で声をかけてきた。
「ちょっと見るだけです」といって、その案内を断った。
一回にはエアポッドはなかったので2階に上がった。
エアポッドがあった。それをいじっていると、小柄なかわいい女性店員が近づいてきて声をかけてくれた。
今在庫はないが、実機があるので聞きますか?というので、喜んで聞かせてもらった。
試してみると悪くないので、アップルストアーで買います、と言って店を後にした。
帰宅してから早速注文した。
届くのが楽しみ。
アップルストアーの後、無印と東急ハンズに寄って、少し買い物をした。
必要最小限のもので、満足した。
やはり東急ハンズはいいね。再認識した。
C駅に出て、地元の駅に戻ってきた。
駅の近くの小料理屋で夕食を済ませた。ここは東京の店よりよっぽどいいものを出す。値段も良心的だ。
こういう店があるので、こんな田舎の地方都市に住んでいてもあまり不満はない。
駅に戻ってバスの時間を調べたら30分ほどあった。これならタクシーで帰るかと思ったが、タクシーにすると1500円くらい差額が出る。その分、なにか買い物でもして時間を潰すかと思い駅のタクシー乗り場の目の前の本屋に入った。
そこで週間エコノミストとPresident を買って、結局バスで帰宅した。
なかなか充実した一日だった。
今日はクライアントからのメールや電話はなかったので、よかった。
秋のひとときを楽しみました。