使っている迷惑メールのフィルタリング機能はとても優秀なので、全てあつらえたフォルダーに放り込んでくれる。私が目にすることはほぼない。
そのフォルダーも放っておくと溜まるので、適度な頻度でゴミ箱に中身を捨てる。
このゴミ捨て作業はゴミの内容を見ることなくドサッと捨てるので、どんな迷惑メールが来ているのか、知ることもない。
今朝はちょっと気が向いたのでメールのタイトルにざっと目を通した。
多くは売り込みメールなのだが、中には詐欺メールがある。
この詐欺メールはほとんど稚拙なもので、こんなものにひっかかる人がいるのか、と思う。
英語、日本語と両方入ってくるが、日本人は日本語に守られているなと痛感する。
まず英語のメール。ほとんどの日本人は英語ができないので、これにひっかかる人はそもそもいない。海外の詐欺グループは世界の中でも日本だけが英語がほとんど通用しないということをあまり分かってないのでは?海外旅行で使うレベルの英語がこなせる人はまあまあいるが、詐欺メールの内容のような、専門用語も散見される難しそうな英語につきあう日本人はいないだろう。
次に日本語のメール。実は日本語の詐欺メールを送ってくる連中もほとんど日本人以外の連中だ。
従い、まず使われる日本語が拙いので誰でも「なんか変」とピーンとくる。
日本語の出来がまあまあよくても、日本の慣習がよく分かっていない。例えば今朝届いた「ティーエスキュービックカード」を騙ったメールの出だしはこれだ↓
『残念ながら、私たちはあなたのアカウントを更新できませんでした。』
ホリエモンはよく「日本のメールは前置きが長い。意味がない」と言っているが、通常であれば「いつもお世話になっております」とか、もっと固い会社だと、とても普段は使わないような日本語でメッセージは始まる。
たとえば今朝、お世話になっているコニカミノルタから届いた請求書送付のお知らせはこう始まる↓
「平素は格別のお引立に預かり厚く御礼申し上げます。」
そしてそれに続いて「当月分の「請求書」「口座お引落のお知らせ」をご案内致しますので
ご確認頂きますようお願い申し上げます。」と来る。
ご確認頂きますようお願い申し上げます。」と来る。
この日本独特のなんというか無駄というかお飾り的な言い回し。ホリエモンが毛嫌いする言い回し。これを使いこなせる海外の詐欺グループはほとんどいない。それが使いこなせるほどの知的レベルが高い連中なら、そもそも詐欺などという下劣な社会行動は起こさないだろう。
しかし油断はできない。中国だと、かなり知的レベルの高い連中が平気でやる。
今朝JCBを騙ったメールの出だしはこうだ。
『いつもJCBカードをご利用いただきありがとうございます。
このたび、JCBの不正検知システムにおいて、お客様がお持ちのJCBカードが第三者により不正使用された可能性を
検知しましたので、ご連絡を差し上げました。』
このたび、JCBの不正検知システムにおいて、お客様がお持ちのJCBカードが第三者により不正使用された可能性を
検知しましたので、ご連絡を差し上げました。』
よくできている。
ただし私が引っかからないのは、JCBカードなど使っていないから。これが最大の理由。
次にこのメールの発信元のアドレスが怪しいから。
がそのアドレスだ。cnとあるので中国であるのがバレバレ。まさに馬脚を表している。
そしてこのメールアドレスをググると、出るわ出るわ。これは詐欺メールですよという親切な方々の警告サイト。
代表的なのがこちら。
ということでブログのネタにさせていただきました。
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今日はこのあと造園業者が芝桜を植えに来てくれる。楽しみだ。
今日は曇天で風もない。午後からは雨のようなので午前中に庭仕事をしよう。