今日は聖木曜日

2013-03-28 05:30:53 | インポート

庭の聖ヨゼフ像

今年の四旬節は個人的には始まってまもなく転倒して肋骨にひびが入って日常生活にも支障が出たりしていたため、例年とだいぶ違ったものになってしまった。咳をしても鼻をかんでも胸やわき腹や背中が痛むは、重いものも持てないはでは、あまり外を出歩く気にもならず、おとなしく家にいる日が多いままやっと右肩に力をいれても大丈夫なところまでなってきたと思ったら、すでに今日はもう聖木曜日になっていた。

おかげで聖歌隊で歌うどころではなかったから、今年は聖なる三日間の典礼も聖歌隊席ではなく下の会衆席だ。それでも何とか回復してきて聖木曜日、聖金曜日、聖土曜日の典礼には与かれるだけでもまだましか。アメリカにいる知人に恵みは同じだといわれてはっとしたが、とにかく真面目にこの三日間そして復活の日曜日には教会に出かける予定だ。

そんなわけで朝はカテドラルに出かけてきた。年に一度の聖香油のミサに与かるためだ。ついでに少し早めに出かけて庭の聖ヨゼフのご像なども撮ってきた。全身像はフェイスブックで見たからお顔の表情を撮ってきた。一旦家に戻り、今、撮ってきた画像と動画をパソコンにとりこんだところで、このあとは夕方に四ツ谷に出かける。夜7時からは聖木曜日の、聖体の制定のミサがある。

最後の晩餐の時にキリストがパンを裂き、ぶどう酒の杯を手にとって、これは私の体、私の血とおっしゃったときのことを、カトリック教会は今もその時を思い出し記念しつづけているわけだ。聖木曜日のミサが終わると、聖ひつのご聖体は別の場所に移されて聖ひつは空っぽになり、祭壇もすっかり片付けられて何もなくなる。主の受難、その死の場面を教会は2000年以上伝え続けてきたのだ。カトリック教会の今日からの3日間はイエス様の死と復活を再現し、信者の一人一人の心に刻み付ける、そんな時間だ。