終戦の日、聖母被昇天の日

2014-08-15 18:00:02 | Weblog
こんばんは~、マリーで~す。

うちのおばはんたらさあ、この暑い日に帽子を忘れて出かけちゃったのよ。朝、ひょいと机の上において出掛けにリュックに入れるつもりで忘れちゃって、行きはバスに乗ったから駅に着くまで帽子がないのに気がつかなかったの。ほんでもって、高円寺はすごく久しぶりだったから駅から教会に行く道がわからなくなって、あっちこっちで聞きながら行ったから時間もかかっちゃってどうなることかと思ったら、四谷の教会の顔なじみの知り合いのTさんがちょうど通りかかって、行きも帰りも日傘に入れてもらっちゃったの。ほんとに助かったわよ。うちのおばはんのドジってこんなこんな季節には、まったくもって致命的になりかねないんだわさ。

教会では8月15日はマリア様のお祝いの日だけど、それだけじゃなくてうちのおばはんだってまだこの世のどこにもいなかったころに、第二次世界大戦で日本が負けて戦争が終わった日なのね。中山の法華経寺の参道の傍らにはあの人のお父さんの幼馴染のお墓があるんだけど、その人はお父さんと同じ年なのに、若くして戦死したって、いつもお父さんから聞かされていたから、うちのおばはんも時々、もし戦争が続いてお父さんも戦死してたら自分も生まれていなかったのかって、考えさせられてたのよね。

戦争が終わって平和が長く続いて、平和ボケだとかなんだかんだといわれながら、少なくともここ半世紀以上、日本の若い人たちは、戦死なんて知らずにくることができてたけど、ふと気がついたらなんだかきな臭い空気が漂う時代に変わり始めてる感じじゃないの。なんとかそんなことにならないように願わずにいられないわよ。それこそマリア様に平和をお願いしないではいられないわよ。

きょうのうちのおばはんはドジだけど大真面目だったわよ。ということで今日の話はおしまい。ほんじゃまたね。