米朝 百年目
おっはようございま~す、マリーで~す。
珍しいでしょう、あたしだって朝から出番がある日だってあるわよ。うちのおばはん、これまで毎朝、暑い暑いで始まっていたのが今朝は、涼しすぎて肌寒いって騒いでるのよ。だけどほんとにいきなり涼しくなりすぎよね。これじゃ、あの人だって風邪ひくわよ。だけどさあ、涼しすぎるだけならいいけど、このところ日本の各地でとんでもない大雨が降ったり、広島みたいにそれで山崩れや土砂災害が起こったり、なんかいつもの年とはかなり様子も違うんじゃないの。
うちのおばはん、ことしはますます足腰の調子がよくなくて、重い荷物がはこべなくなってきてるんだけどさ、くいしんぼだから大きいスイカが食べたい一心で、がんばって2回、駅のほうから家まで大きいスイカを運んできたわよ。でも3回目はなかったの。おいしければうちのおばはん、ほかのものを節約しても果物は買うんだけど、せっかくのスイカがおいしくなかったのよね。甘さがたりなかったり、果肉の味の奥のほうに苦味みたいなものがあったり、大きなスイカを2つ買って2つともがっかりだったの。あの人、死んだお母さんの実家が農家だったから取れたての野菜や果物の味は覚えてるのよ。なんかこれは違うって思ったみたい。あれももしかしたら天候も関係してたのかもしれないじゃない。
毎年汗をかく季節になると出てくるアレルギー性の蕁麻疹も今年はすっごく大変だったし、結局あの人、痒くて痒くて、今年の夏は最小限しか外出してないんだわさ。出かけて帰ってくると足首からひざまで蕁麻疹でひどいものよ。お湯を沸かして足をお湯に浸けるとしばらく軽くなるんだけどすぐにまた元に戻っちゃって、結局おとなしく家にいることにしたの。
そんなこんなで、教会にも最低限しか行ってないんだけど、このあいだの祈りの講座以来ちょっと考えて、どうしたら普通に生活している中で、神様に心を向けていけるだろうかとか考えてたみたいなの。ほんでもって、ちょうどこのところ、あの人が子供の頃から好きだった落語に目が向いて、連日落語を聞いてるんだけど、落語のおかげで「無心」てことを思い出したのよね。
面白い落語に夢中になって笑いこけている時って、頭の中はほぼ空っぽで余計なことは何も考えていないんだけど、そういう時こそ、いいアイディアが浮かぶみたいなの。求めていた答えが浮かんできたりするんだわさ。それって、祈りにも通じるんじゃないのかしら。なんかそんな気がするんですって。
落語と祈りがどこでどうつながるんだか、あたしなんかにはわからないけどさ、その「無心」て言うのはなんかすごく重要なような気がするわ。でももう1000文字越えたし、そろそろこの話しこの辺で終わりにするわよ。ほんじゃまたね。
珍しいでしょう、あたしだって朝から出番がある日だってあるわよ。うちのおばはん、これまで毎朝、暑い暑いで始まっていたのが今朝は、涼しすぎて肌寒いって騒いでるのよ。だけどほんとにいきなり涼しくなりすぎよね。これじゃ、あの人だって風邪ひくわよ。だけどさあ、涼しすぎるだけならいいけど、このところ日本の各地でとんでもない大雨が降ったり、広島みたいにそれで山崩れや土砂災害が起こったり、なんかいつもの年とはかなり様子も違うんじゃないの。
うちのおばはん、ことしはますます足腰の調子がよくなくて、重い荷物がはこべなくなってきてるんだけどさ、くいしんぼだから大きいスイカが食べたい一心で、がんばって2回、駅のほうから家まで大きいスイカを運んできたわよ。でも3回目はなかったの。おいしければうちのおばはん、ほかのものを節約しても果物は買うんだけど、せっかくのスイカがおいしくなかったのよね。甘さがたりなかったり、果肉の味の奥のほうに苦味みたいなものがあったり、大きなスイカを2つ買って2つともがっかりだったの。あの人、死んだお母さんの実家が農家だったから取れたての野菜や果物の味は覚えてるのよ。なんかこれは違うって思ったみたい。あれももしかしたら天候も関係してたのかもしれないじゃない。
毎年汗をかく季節になると出てくるアレルギー性の蕁麻疹も今年はすっごく大変だったし、結局あの人、痒くて痒くて、今年の夏は最小限しか外出してないんだわさ。出かけて帰ってくると足首からひざまで蕁麻疹でひどいものよ。お湯を沸かして足をお湯に浸けるとしばらく軽くなるんだけどすぐにまた元に戻っちゃって、結局おとなしく家にいることにしたの。
そんなこんなで、教会にも最低限しか行ってないんだけど、このあいだの祈りの講座以来ちょっと考えて、どうしたら普通に生活している中で、神様に心を向けていけるだろうかとか考えてたみたいなの。ほんでもって、ちょうどこのところ、あの人が子供の頃から好きだった落語に目が向いて、連日落語を聞いてるんだけど、落語のおかげで「無心」てことを思い出したのよね。
面白い落語に夢中になって笑いこけている時って、頭の中はほぼ空っぽで余計なことは何も考えていないんだけど、そういう時こそ、いいアイディアが浮かぶみたいなの。求めていた答えが浮かんできたりするんだわさ。それって、祈りにも通じるんじゃないのかしら。なんかそんな気がするんですって。
落語と祈りがどこでどうつながるんだか、あたしなんかにはわからないけどさ、その「無心」て言うのはなんかすごく重要なような気がするわ。でももう1000文字越えたし、そろそろこの話しこの辺で終わりにするわよ。ほんじゃまたね。