ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

地元のキリスト教会で同性愛など

2012-03-28 02:06:49 | Weblog
先日、岡山のGID学会から戻ってすぐ
松山市内にある日本基督教団の教会に行ってきたのです。

四国の教会の皆さんで「性差別」を研究しているそうで、
今回は松山で 性的マイノリティを課題にするというのでどんなことになるのだろう?と
参加してきました。

こんな機会はめったにないので、レインボープライド愛媛の仲間で
キリスト教の信者さん(日本基督教団とは別)に声をかけて3人で出かけました。

講師にバブテストという別会派の教会の牧師さんが来てくださっていていました。

その方の教会に来られている信者さんがトランスジェンダーの方で、そのことが縁で
LGBTのことを日頃から熱心に考えてくださってのお話しでした。

よく勉強されていて、当事者以外の方がこのように分かりやすく
自分たちのことを話してくださるのは本当にありがたいことだなあと感じました。

質疑応答の時には、自分も質問に答える機会をいただけたので
少しでも理解が広まればと話しました。

今回の勉強会が今後教会の中でどのように取り組みとしてなされるのかは分かりません。

質疑のときに、参加の牧師さんたちが
「自分の教会でも信者さんから相談を受けることがある。個性として捉えて話している」とか、
会場となった教会の牧師さんからは
「今までの聖書の読み方を変えて、改めて読み直していく必要があるのだろうと感じている」
といった発言も出るなど、向き合っていただける兆しは感じました。

同性愛は地獄に落ちる行為として厳しくタブー視している印象のあるキリスト教。

日本キリスト教会とは違うと思いますが、
自分たちと関わる機会があった仲間がいたのですが、牧師さんに厳しく咎められ
関係を絶たれてしまったことがありました。今どうしているでしょうか。

ゲイの彼は自分のことで大変苦しんでいましたが、自分たちと知り合い
少し明るくなっていたのですが、牧師さんと相談しているうちに、
「自分は家族と教会のために生きます」と連絡が一切出来なくなりました・・。

この地方で、今回のような教会での勉強会を自らしていただけたことはありがたいことです。

当然のことですが、同性愛である自分と聖書の間で悩んでいる信者さんもたくさんいると思います。
自分を肯定し力強く生きていける後押しを教会がしてもらえるようになって欲しい。

そのためには、まずは牧師さんの意識かなと感じます。
それぞれの教会の中でどのように向き合っていけるか、偏見を植え付けないか?
それぞれの牧師さんにかかっているでしょう。

より良い方向へ導けるよう、学んでいただけるといいのですが
どうなっていくでしょうか?

日本の場合では、宗教が社会体制そのものではないのでそんなに難しいことではないように思うのです。

信者さんも含めてマイノリティへの寄り添いが出来るかどうか?そういうことではないのでしょうか。
コメント (4)
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久万高原町から研修依頼が来た!

2012-03-28 02:06:22 | Weblog
愛媛県の山間部にある久万高原町から、性的マイノリティの人権研修をしてほしいとの依頼が来たのです!!

久万高原町は人口1万人ほどの町。

とうとう町からも同性愛や性同一性障害のことを考えておこうと思い立ってもらえるようになったぞ!
という嬉しい気持ちと不安な気持ちが交差しながらいます。

もう明日(28日)なんですけどね

今日もちょうど地元テレビ局の情報番組(もぎたて)で
久万高原町の特集をしてたのをビデオで見てたんですが、この町の人にどう伝えようと思ったら
もうドキドキしてきてしまってね。

町に住む穏やかな人々の様子や、ゆったりした自然
同性愛のことなんて、あまりに想像を超えそうです・・(^_^;)

でも、この町にだってLGBTは当たり前にいる


以前、久万高原町の教育委員会の方と愛媛県地区別人権研究協議会で発表が一緒でした。
そのときのことを気にかけてくださって今回の機会と思います。

自分たちの問題は地方だとより厳しいものがありますよね。

自分の町にはいない、関係ないと思われがちだし、
閉鎖的な地方性がより生きづらい環境になってしまいます。

町を出るしかないと思ってしまう仲間も多いと思う。

故郷のために頑張りたいと思う若者が、いられない町・・となっては仕方がないはず。
町を出る力を持つものはまだマシなんてことはおかしい。

自分も松山という都市部ではあるけれど、自分の生まれ育った地元に残り
自分の生き方を切り開いてみようと頑張ってみています。
その思いを伝えてこようと思っています。

人権に関わる行政関係の方や地域の方、学校教職員など20名くらいの参加とのこと
久万高原町では初めてこの課題のことを考える機会になるのではないでしょうか。
(誰でも参加できるようですよ)

久万高原町はつい先日に国道33号で難所中の難所だった三坂峠を抜けた「三坂道路」が完成

トンネル2つが掘られ、きれいなバイパスが冬場はかならずチェーンが必要だった三坂峠の
何十ヶ所ものクネクネがまったくない、ストレスフリーな自動車専用道路が出来ました。

松山からも、高知からもすごく便利になりました。
今回その新しい道を走っていけるのがとても楽しみです。



■久万高原町3月人権問題学習会■
「人権問題としての性的マイノリティ」

日時 2012年3月28日(水)19:00~21:00

場所 入野福祉館(久万高原町入野277)

主催 久万高原町教育委員会


松山からとっても行きやすくなった久万高原町!
夏は避暑、冬はスキーとさらに人気の行楽地になりそうです
http://www.town.kumakogen.ehime.jp/

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