授業で生徒の大多数が寝始めたとき・・！？

性的マイノリティの人権研修や授業で話をするときの悲喜こもごもを少し書きます（笑）

短大や大学の授業で性的マイノリティの話をさせていただける機会がたまにありますが、昼過ぎの授業だったり、生徒の多いクラスだと、お昼寝をしだす皆さんに向けて話し続けないといけないときがあります。

この間の授業ではなんと9割近くがうっつぷしてしまうという怖ろしい経験をしたのです。

ゲイの当事者としての話をしているときなど、結構興味深く聞いてくれることが多いのですが
その話をしていても通用しないといのは初めての経験で衝撃的でした。

うとううとしている人が何人かいるな、というのはまああることではあるし、自分の話し方の問題なんだろうから仕方がないなとある程度踏まえるのだけど、100人を超える大講義室の生徒たちの9割という大半が完全に机にうっつぶしているその光景は恐怖そのもの。

頑張って声のトーンを変えてみたりしたけど効果なし、あまりの経験にしゃべるの止めてしまいたい、いやそれでもこの学校の先生たちはこんなことにめげずにお仕事されてきているに違いない、自分はこの1時限のことだけじゃないか！と自分を叱咤して進めたのでした。

これほどのことはないな・・と思いつつ1時間ほど進み、残り30分を皆さんにケーススタディを提示して考えを書いてもらう展開にしてたのですが、その提出物の説明をし始めたとき、むくりむくりと起き上がりだすではないですか！

ああ、聞いてなかったのではないのかもしれない・・少しの希望が見えたというか希望としたい。

記入が終わった順に、提出物を前に出して授業を終えていくのですが
どうもいろいろと書いてくれてはいるよう

見渡してみると、いや2，3割の皆さんはすごく熱心に記入していて時間を超えて書いてくれている人もいる。中には声をかけてくれる生徒もいたり、授業あとでじっくり話をしたりもした。

おお！何人かでもちゃんと聞いてくれてたのだと、救われる気持ちになったのでした・・

こんな手ごわそうな現場で語らないといけない時もあるんですよね

他にも年配の男性が大半の皆さんと性的マイノリティの話題で座談会するとか、大変な覚悟のいりそうな場もあります。その話はまたの機会に（笑）

今週は研修の機会が多くて、今日も高校の人権委員の皆さん向けに話をします。

6月18日の午前には、松山からは少し離れた愛媛の南側県境となる愛南町に研修をしに行ってきます。

愛南町のは城辺中学校で中学生の全校生徒とＰＴＡ、職員、地域の皆さん向けに話します。
そちら方面で興味がある方は、入れると思いますよ。

頑張ります！


（性的マイノリティの人権研修のご依頼は）
レインボープライド愛媛　エディまで
http://rainbowpride-ehime.org/
rainbowpride777@gmail.com


◆

えひめＬＧＢＴセンター　虹力（にじから）スペース
http://rainbowpride-ehime.org/Site/nizikara.html
松山にあるＬＧＢＴと家族と支援者のための交流支援施設です。

虹力（にじから）スペースは、基本は毎週土日と水曜日を開けています。
間違いないオープン情報は虹力スペースのサイトにあるカレンダーを参照ください
http://rainbowpride-ehime.org/Site/nizikara.html


6月17日（土）14-16時　レズビアンの方、友達つくりませんか？
ビアン女子会　
参加費500円以上のカンパ


8月27日(日)１８時から 　レインボープライド愛媛・家族の会
お子さんの事、性的マイノリティのことを親御さん同士で安心して語らう場です。
参加費1000円以上のカンパ（夕食付）