ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

自民党がLGBTについての見解を出しました。

2018-08-02 13:05:22 | Weblog
自民党のHPで今日、「LGBTに関するわが党の政策について」として正式な見解が出されました。
トップページに掲載されています。

党として杉田議員の考えを擁護しているのではないか?との意見も出て自民党前の抗議行動まで起こす当事者団体も出てきました。
一般社団法人LGBT理解増進会としても懸念を表明して善処を求めておりましたが、しっかりと党の見解を出してもらえたのは大変良かったです。

自分たちの抗議だけでない良い声掛けをしていたこと意味が出せたのではないかと思っています。

その後も、同性愛は趣味ではないか?との発言をしてしまう議員が出て、さらに火に油を注いでしまう方もいたりと理解を進めていく必要性を改めて感じました。

自民党の正式見解ですので議員の皆さんにはしっかり受け止めていただき、性的マイノリティに対する理解増進に努めていただければと思います。

朝日新聞でも自民党が一般議員の問題発言をめぐり見解を公表するのは極めて異例と書かれていますが、性的マイノリティのみんなのことを大切に思っていることをしっかり出してくれた意義は非常に大きいものでしょう。

協力の輪をこれからも広げていきたいと思います。


自由民主党
https://www.jimin.jp/

LGBTに関するわが党の政策について
https://www.jimin.jp/news/policy/137893.html



(参考記事)
朝日新聞 杉田水脈議員に自民党が指導 「配慮欠く」と異例の見解
二階堂友紀
2018年8月2日11時32分
https://www.asahi.com/articles/ASL823F2SL82UTFK007.html


自民党の杉田水脈(みお)衆院議員(51)=比例中国、当選2回=が月刊誌への寄稿で、同性カップルを念頭に「子供を作らない、つまり『生産性』がない」などと主張した問題で、同党は2日、「問題への理解不足と関係者への配慮を欠いた表現がある」として、杉田氏に今後注意するよう指導したとの党見解をホームページに掲載した。同党が一般議員の問題発言をめぐり、見解を公表するのは極めて異例だ。

 自民党は当初、「寄稿文は議員個人としてのもの」と静観する構えだった。しかし、7月27日に党本部前で大規模な抗議集会が開かれ、今週末にも各地で抗議活動が予定されるなか、党の責任を問う声が高まり、釈明に追い込まれた。
 見解では、2016年に設置した「性的指向・性自認に関する特命委員会」で党内議論を行い、「性的な多様性を受容する社会の実現」をめざし、「正しい理解の増進を目的とした議員立法の制定に取り組んでいます」と強調。16年参院選と17年衆院選の公約にも掲げていることも挙げた。
 その上で杉田氏の寄稿について「個人的な意見」と留保しつつ、不適切な「表現」があると認め、「今後、十分に注意するよう指導した」と明かした。党規約に基づく処分ではない。
 寄稿は7月18日発売の月刊誌「新潮45」が掲載。SNSでは「優生思想だ」といった批判が広がったが、杉田氏は自身のツイッターで、党内の「大臣クラスを始め、先輩方」から「間違ったこと言ってないんだから、胸張ってればいいよ」「杉田さんはそのままでいいからね」と声をかけられたとし、「自民党の懐の深さを感じます」と投稿した(23日に削除)。
 二階俊博幹事長は24日の記者会見で「人それぞれ政治的立場、色んな人生観もある」と述べ、党として問題視しない考えを示した。しかし、石破茂・元幹事長や小泉進次郎・筆頭副幹事長が相次ぎ批判するなど、波紋が広がっていた。
 杉田氏は12年衆院選で日本維新の会の公認で初当選。14年には次世代の党から立候補したが落選した。以前から今回と同様の主張を公然と繰り返していたが、自民党は昨年の衆院選で公認。比例中国ブロックで比例単独候補の最上位とされ、当選した。(二階堂友紀)




一般社団法人 LGBT理解増進会
http://lgbtrikai.ne


当会の考え方が分かる書籍が発売中!
「そうだったのかLGBT 歴史的な第一歩をともに踏み出そう」
https://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/66567300.html
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LGBT理解増進会の企業様向け説明会、第2弾開催

2018-08-02 00:20:10 | Weblog
8月3日に、企業フォーラム「第2回LGBTの人権文化を育む2018」の第2弾がありまして、また東京へ行ってきます。

前回のフォーラムはたくさんの企業様の参加や議員の皆さんが挨拶など大盛況でしたが、LGBT理解増進会の取り組み方の説明が時間切れで少なかったので追加の説明会としての開催です。

今度はじっくりとお伝えできるので、最近のLGBTの動向についても、そういうことだったか!と企業の皆さんに分かっていただける機会になるでしょう。

LGBTの法整備にはまだまだ大変な道のりです。当事者の皆さんも簡単に考えている人が多いんだなと途方もなく感じることも多いです。
杉田議員のことや、そのことによる抗議行動のことなど混乱させることが続きますから、どうなるか分かりません。
結局何もできないままになっていくかもしれません。
明日以降、自分たちが様々に動いていたことが見えてくるかもしれませんが、またいろいろ言われるのでしょうね。

カミングアウトして生きている当事者はわずかです。
カミングアウトしなくても良い社会を願っている多くの当事者ことを思うと、リアルに社会の理解を進めていく努力を着実に進めていかねばなりません。
影響力の高い自民党の皆さんに分かってもらうことはとても大切なこと、企業の皆さんに分かってもらうことも働くLGBTにとっては切実。

抗議で出来ることは限られているでしょう。
社会から頼りにしていただけるようなLGBT団体が必要です。

LGBT理解増進会がたくさんの応援を取り付けていけるように頑張ってきたいと思います。



一般社団法人 LGBT理解増進会
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企業フォーラム「第2回LGBTの人権文化を育む2018」

日時 : 平成30年8月3日(金)15時~17時30分(14:30受付開始)
会場 : トムソンロイタージャパン株式会社 セミナールーム(赤坂Bizタワー30階)

>> 会場へのアクセス
定員 : 80名様(先着)
参加費 : 6月に開催した第1回LGBTの人権文化を育む2018に参加された企業様は無料です。
登壇者 : 当会代表理事 繁内幸治 / 当会理事・株式会社LGBT総合研究所 代表取締役社長 森永貴彦

※実務責任者の皆様に向けた説明会です。

このフォーラムは、LGBT・性的マイノリティの理解増進を図るために一般社団法人LGBT理解増進会が主催・運営し開催する企業フォーラムです。
目的は、LGBT・性的マイノリティに関する取り組みの方向性について学びを深めていただき、取り組みを今から始めようとされる企業様には「今後の視座」となり、すでに取り組みを始められている企業様には「検証の機会」となることです。

第2回では、第1回目でお伝えしきれなかった部分にフォーカスをあてた内容にしておりますので今後の方針づくり等にお役立ていただけるものと自負しております。ご多忙中のところ大変恐縮ですが、ぜひ、ご参加くださいますと幸甚です。

お申し込みに関して
下記の必要事項をメールでお知らせください
連絡先メール : info@lgbtrikai.net
○ 御社名
○ お名前
○ ご参加人数
※1社3名様までご参加いただけます。
※お申し込み多数の場合は、ご参加希望人数の調整をお願いする場合がございます。
※会場受付にて、名刺を1枚ご提出ください。(複数名様ご参加の際は代表者様のみで結構です)


一般社団法人 LGBT理解増進会
http://lgbtrikai.net/



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