年明け早々、ろくでもないニュース
宮崎県青少年健全育成審議会で話された内容が、ひどい同性愛者差別であり人権無視というもの
情報公開で審議内容の一部が公開されたことで発覚したようだが
青少年健全育成審議会というものが如何にいかがわしいお茶飲み話をしているのかと思う
多数の委員がいただろうに、だれも問題発言をとがめることもなかったのか?
宮崎県の人権基本方針を調べると、性的少数者も人権課題として大きく取り上げられていた・・
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/chiiki/dowa/jinken_kyouiku/index.htm
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/chiiki/dowa/jinken_kyouiku/4.html#midashi0210
委員も事務局も、審議会が自分の県の人権指針を無視した発言をし続けていたかの意識もないというお粗末さ。
人権の尊重が無い不健全な人々に、青少年の健全育成など語られたくない!
このような発言が当たり前とならないための努力というものが、
それぞれの地域でコツコツと積み上げ続けていかねばならないのだ。
そのことの重要性を改めて感じる。
レインボープライド愛媛の活動が、この愛媛において少しでもより良い社会づくりに役立てるように、今年もこつこつ頑張らねばと思う。
宮崎県には文句を言わずにはいられない。
それは宮崎の問題ではすまない影響があるからだ。
しかし、こういったものは、やっぱり宮崎の人が頑張らねばならないのだ。
地元の声、県民の声というのはとてつもなく重い。
だからこそ必ず届くものなのだから。
女性蔑視であり、同性愛への偏見差別・・
宮崎が差別を擁護しない社会であることを望むし
そこに住む人は、そのような街にしてはならない。
レインボープライド愛媛
http://rainbowpride-ehime.org/
■平成23年度 第2回宮崎県青少年健全育成審議会の概要(平成23年10月14日)
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/chiiki/danjo/kenzenikusei/page00152.html
1 会議の日時
平成23年10月14日(金曜日) 午後1時30分~午後2時20分
2 場所
宮崎市橘通東2丁目10番1号
県庁3号館4階会議室
3 委員の現在数
13名
4 出席した委員
会長
永野 仁美
委員
力武 嘉壽子
小倉 弘子
黒木 昭秀
佐保 忠智
辰身 信子
谷口 由美繪
鳥山 浩
高妻 益美
粟戸 節子
森 一代
野辺 学 (12名)
5 欠席した委員
委員
田中 隆次 (1名)
6 審議会の経過
(1) 事務局より出席委員数12名の出席を確認し、「宮崎県における青少年の健全な育成に関する条例」(以下「条例」という。)第26条に
規定する定足数を満たしており、審議会が開催できる旨を報告
(2) 事務局から「有害図書類の指定について」の説明
図書類を回覧後、意見・質疑
主な意見・質疑は次のとおり。
A 委員
今回の審議会で審議する本は、どのような視点で選んでいるんですか。
事務局
こちらの本は、大型書店の成人コーナー以外の場所、分別販売されていないものがほとんどです。
ボーイズラヴやレディースコミックは、普通のコミックと同じような棚に混在して並べてありました。
また、完全に区分された成人コーナーに陳列してあったり、レーティングマークのある書籍については、今回の審議会にはお諮りしておりません。
A 委員
これらの本は、粗暴性や残虐性は少し影を潜めていて、性的感情を刺激する内容がほとんどで、その中で女性が男性をリードする描写が多く、それをもし青少年が読んだりすると、女性はそういうものを望んでいるんだといった偏った価値観を植え付けるのではないかと思います。
また、女性リード型の描写が進むとホモセクシュアル的な傾向が出てきて、心理的にノーマルな性交渉が難しくなるんですね。
男性の意識の中で、自分がリードできないんじゃないかと考え、一概には言えないと思いますが、ホモセクシュアルの方にいく傾向が強くなるといわれています。
まさに今日の本の中では、その傾向が出ていたので、青少年の目につく形で普通の本と混在しているのはとても危険だなと思いました。
B 委員
こういう傾向は時代を反映しているのでしょうかね。私には、それが分からないんです。
というのは、昔、同性愛というのは、特殊な環境の中でそうなると聞いたことがあったのですが、一般にはこういうのがあるのかなと思いますね。
昔は、男性が求めたけれども、現在は女性が求めるようになって、これは、時代を反映しているのかなと思って驚いています。
A 委員
男性がすごくリードする内容だと残虐性や粗暴性を描く内容が主になってくるんですね。
それが不思議な感じがします。
C 委員
17番は携帯配信用として作られたと書かれていますが、これはどういう 本なのですか。
事務局
いわゆる携帯電話等を介しての電子書籍が普及しておりまして、契約すれば誰でも月額制やポイント制で何話読める
かとか、1話毎にいくらとか、そういった書籍の形態が増えています。
実際にそういう電子書籍を配信する運営会社も何社もありますので、かなり一般に広まっていると思います。
D 委員
(自分の携帯電話を指して)こういう携帯ですか。
事務局
はい、そういった普通の携帯電話で、インターネットにつながる機能があれば、読むことができます。
また、他の本についても広告などのバーコードリーダーを読み取って簡単にインターネットサイトに接続することができる仕組みをとっていて、サイト内で個人情報を入力させたり、出会い系サイトなどの有害情報サイトに接続することができるような広告もあります。
事務局
占いや相性診断が無料で行えるという広告がありますが、サイトに接続して進んでいくと途中から、これを見るためには有料とか使用料を求められたり、ポイント制になっていたりするようです。
E 委員
それはとても気になりました。
F 委員
こういった本類が、一般図書の中に並べられていて、どういう人たちが見るのでしょうか。
案外女性が、手軽に買っているのではないかと思います。
これらの本は、残虐性もなく、子どもを対象としたものでもないし、また、表紙にしてもそういった感じはないので、買いやすいのではないでしょうか。
私は、青少年がこういったものを読むと、こんなことが普通なんだと思うことが恐ろしい気がします。
こういう本をどのような人たちが買うのか事務局では分かりませんか。
A 委員
書店に売れ筋や購買層を聞いたことはないのですか。
事務局
書店側に対しての調査等は行っていませんが、7月に実施した立入調査で区分陳列も成人コーナーの表示もしていない書店に区分陳列等について指導を行ったのですが、店側から成人コーナーを設けると女性が買いにくくなるとの意見がありました。
その後確認したところ、区分は完全ではありませんでしたが、成人コーナーの表示は設置されていました。
G 委員
これらの本は、絵もかわいいですね。ハンサムな男性とか、かわいい女の子とか。
そういうのにあこがれを持って読む人が多いのではないでしょうか。
D 委員
価格を見ますと、一番高いので1,400円、次が980円でした。
他は600円くらいで中学生、高校生でも買えそうな価格です。
私は、若い人が買っているのではないかと感じました。
H 委員
今日の図書ではないのですが、それに関連した意見ということでよろしいでしょうか。
有害図書の指定について良識ある大人が見て指定することに問題は無かろうかと思います。
おそらく、全ての方の意見は一致すると思われます。
これとは別に、この審議会の役割の一つに青少年の健全育成を図る上で、特に優れている映画、演劇、図書類などを推奨するというのがあります。
青少年の健全育成を考える上で、有害図書を指定してシャットアウトするというのはどちらかというと消極的な作用で、優れている良い本を推奨するというのは積極的なことなのです。
ところが、ここでそれが情報として出てこないのです。
良いもの、徳育に関する部分は価値観の違いがあるので難しいのかなと私も思っています。
例えば、学校指導要領にも道徳教育の指導の留意事項として価値観の押しつけにならないようにというのがあったと思います。
そこで、これは事務局への質問ですが、そういう優良図書の推奨についての推薦があまりないのはなぜでしょうか。
事務局
委員の御指摘のとおり、青少年健全育成条例第8条に優良映画、優良図書等の推奨も行うことになっていますけれども、実は平成15年度を最後に推奨していない状況にあります。
決して、すばらしいものが無いということではなく、この審議会で個別に指定していただくのは難しい状況にあるということです。
なお、平成18年ころ、優良図書を審議会に諮ったことがあったのですが、他にも良いものがあるのではないかとの意見や価値観の違いもあり、
優良図書の選定は難しいとのことで、今のところ、推薦がない状況です。
以上のような質疑応答があり、提案どおり承認された。
(3) 事務局より「有害興行の緊急指定について」報告し、提案どおり承認された。
(4) その他、事務連絡事項(次回の審議会開催日時等)について説明
以上により閉会。
この審議内容についてのお問い合わせは福祉保健部 こども政策局 こども家庭課
電話:0985-26-7041
FAX:0985-26-3416
E-mail:kodomo-katei@pref.miyazaki.lg.jp