生涯空手家通信

強くもなく弱くもない自称生涯空手家が日々感じていることをお伝えします。目下のところ挑戦しているのは「ランニング」。

ノンコンタクト空手の課題

2006-12-21 16:42:11 | Weblog
わたしがやっているのはノンコンタクト、いわゆる「寸止め」空手です。
先日見ることができた少林寺拳法との違いについて考えながら練習に励んでいたところ、「ノンコンタクト空手のルールでは、技がきまった時点で審判が「やめ!」という号令をかける。空手では少林寺拳法のように、比較的長い時間連続して戦い続けるという感覚が、弱いのではないだろうか?」という疑問がおこりました。

万一、少林寺拳法派の方と技を競うことになった場合、その点の意識の差が、思わぬ落とし穴になりそうな気がするのです。

確かに、「形」では連続した技を出し続けますが、通常1人で行うので、実際の攻防とは感覚が違うように思えます。

ノンコンタクト空手の練習でも、「やめ!」の号令を掛けずにある程度の時間、攻防を続ける練習をもっと採り入れていきたいと思いました。

ところで「空手は示現流に似ている」という感想を、以前述べましたが、それはつまり「空手は示現流に対抗することも視野に入れていた」のかもしれないと思いました。

中国拳法に見られるような細かい手わざではなく、武器を持った相手や、自らが武器を持ったことを想定しているのが空手ではないかと、今、考えています。

すると空手を極めていこうとすれば、武器術は外せないことになってきます。
武器術をやらないと、空手がだんだん他のものに変質していくような気もします。