時々懐メロ番組やイントロクイズなどで聞く「喝采」という歌、ご存知でしょうか。
同世代以上の方は、「もちろん」と思われると思います。
同世代以上の方は、「もちろん」と思われると思います。
ちあきなおみさんの代表曲ともいえる曲。
彼女の歌のうまさが、当時はよくわからなかったのですが、最近になって、すごい人なんだなぁと。
決して、声を張り上げるような「熱唱」タイプではなく、コブシを聞かせるわけでもない。ちょっとブルース歌手のような雰囲気というか。上手く表現できないけど、なんというか、ジワジワと感動が押し寄せてくる感じ。
「憑依型」というのもちょっと違うけど、歌声から、その歌詞の映像がはっきりと見えるような、独特の世界観を持っている方だと。そういえば、女優さんとしても活動されてましたね。
この「喝采」も、まさにそれ。
歌詞も、ふんわり状況を説明する程度の文字数なのに、「いつものように幕~があ~き~」と始まると、まさに、コンサートで歌っているちあきさんが目に浮かぶのです。
意味も分からず聞いていた子ども時代とは違い、歳を重ねて聞くと、どの歌を聞いてもだんだんそうなってくるのでしょうか。
美空ひばりさんの歌のうまさについても、過去に自分なりに書いていましたが(2010.6)が、あの歌謡界の女王が、「歌が上手い」とほめていた歌手の一人だったとか。
やはり、個性、独特な世界観を持った人は、例え芸能活動が短くても、多くの人の心に残るのですね。
ああいう楽曲が、心に染みるお年頃にようになったのかなぁ
ああいう楽曲が、心に染みるお年頃にようになったのかなぁ