今日は宝塚のお話。
星組主演の礼真琴さん。
以前から心配されていましたが、結局休演となってしまいました。
礼さんの念願だった演目「1789」。
東京公演は無事に千秋楽まで・・・と思っていましたが、途中での離脱。
想像でしかないですが、私が観劇予定だった公演の中止も、コロナではなく、礼さんの不調が原因だったのではないか?
他の組が今のところコロナの対応が上手くいっているだけに、なぜ星組だけ?と思っていたので、そう思わざるを得ません。
トップや2番手の休演。
宝塚を見るようになってから、何度か目にしてきました。
ケガでの全休とか、急病での途中離脱とか。
何度か書いてますが、2018年には、実際に代役公演を目にするという事態に遭遇したこともあります。
今回も、結局「代役公演」という形になりました。
結果論でしかないですが、この公演の後「休養」を発表していたということは、すでに不調だったことがうかがい知れますし、最初の公演中止のことを考えると、大劇場は最初から「代役公演」でもよかったのではないかと。
個人的には、無理を推しての出演よりも、代役での上演に賛成です。
なまじ「スター制度」を導入しているから、批判があるのだと思いますが、
チケットを販売している劇団なので「公演の上演」が優先だと思うのは私だけでしょうか。
「1789」は礼さん本人の念願の公演だし、責任感の強い方だと聞いているので、どうしてもやりたかったのだと思われます。
すべてにおいて、全力で演じられる礼さん。
この休演は、礼さんの責任ではない。
コロナでの全公演休止、緊張感の中での公演再開。思うようなパフォーマンスができないというストレス。最近のファンもスターに対して期待度・要求が高すぎる。
そしてやはり、酷使してきた劇団の責任も大きいと思います。
経営陣が変わってから、コロナ禍以降表舞台にほとんど出ず、全てSNSで一方的にお知らせ、というのもいかがなものでしょう…
以前から何度も書いてますが、宝塚って「本業以外の仕事」が多すぎるんですよね。
「働き方改革」と言って稽古時間を減らす反面、本業関係ないメディアやイベントへの出演や「スカステ」の正直どうでもいいコーナーがどんどん増えてる。
どうせ出るなら、勉強を兼ねて、外部の舞台やドラマ出演とかしてほしいのに。
「スカステ」は、過去の名作を放送してくれればそれで満足です。コロナ禍で、本来放送されるべきだったものが制作できず、過去の作品を数多く見られて、結構楽しめました。
高額な契約料を払ってるんだから、全ての公演を放送してほしいです。
今回の休演を聞き、2002年、花組の匠ひびきさんの時を思い出しました。
ダンスが得意だった彼女。その彼女が疲れによる体の炎症で思うように動けなくなって、東京公演はほぼ休演。千秋楽だけの出演だったかな?映像でしたが本当に痛々しくて、挨拶も含め、見ているのが辛いほど。お披露目&退団という、今でも謎の公演の最中、誰よりも本人が一番辛いよねぇ。
星組と言えば、全トップ、紅ゆずるさんも、千秋楽での熱演のあまり、声をからしてしまう、という映像を見ました。
体育会系、全力疾走の星組のイメージ、とても良いことですが、体調管理も難しいところです。(星組って、かつてはエレガントな組、というイメージだったんだけどなぁ)
責任を感じることなく、また、軽やかに飛び跳ねるような礼さんが見られることを願っています。
そして、急きょ代役として主演する暁千星さんと星組の皆さん。新たな「1789」が見られることを楽しみに(収録はないだろうな)、無事乗り切られるよう応援しています!