カープの黄金期を盛り上げた絶対的エース、北別府学さんの訃報を聞く。
闘病から一度は復帰され、今後のご活躍を期待してたのに。
本当に残念でならない。
現役時代の活躍は、子供ながらに覚えている。
「野武士」みたいな選手😁ばかりの中、無表情で、淡々と。でも実は、血気盛んで、闘争心の塊のような方だったそう。
「精密機械」というあだ名の通り、コントロールが抜群に良かった。
故障した、という記憶もあまりなく、10年以上10勝以上して、当然のように200勝投手に。
引退後は、指導者として、解説者としてご活躍。
いつか監督を・・と期待していたのだけど。
解説者としては、現役時代のピッチングのように、淡々と、だけど、忖度のない、厳しいけれど的確なコメントが好きだった。
励ましより、現実を伝える方がいいこともある。
一方、長年続けていたブログでは、手がけている家庭菜園の様子をこまめに挙げていらした。
なんでも一生懸命、だけど、ほのぼのした雰囲気が好きだった。
テレビでは、冗談好きな、お茶目な部分もあってね…
ちょっと厳しい言い方で申し訳ないけど。
きっと、この先しばらくは、カープから年間20勝、200勝投手は出ないと思う。
完投、完封できる投手も減るだろう。
今は、役割分担ができていて、1人に大きな負担がかからないシステムが当たり前だけど、ちょっと寂しい。
時代が違うとはいえ、怪我や故障がなく安定したピッチング、というだけでも、最初で最後の「絶対的エース」。
去年。
いろんな世代のOBが集結して開催された「カープレジェンドゲーム」
その場に、出場することが叶わなかった。
その際、同僚だった大野さんが、北別府さんのユニフォームを着て投げてくれた。
その光景だけで、涙が出た。
みんなから慕われ、尊敬されていたに違いない。
この数年。
ずっと病魔との闘いだった。
その間も、ずっと前向きなコメントを綴り続けた北別府さん。
長い間の闘病、お疲れ様でした。
そして、安らかに。
心より、ご冥福をお祈りします。
追伸:カープ、今日床田投手の完封で勝利しましたよ!これが一番の供養になるのかな。