西村京太郎さんが亡くなった。
サスペンス好きとしては、残念でなりません。
これまでも、いろいろとサスペンス・2時間ドラマなどについて、いろいろと書いてきました。
2017.5 「やっぱり「サスペンス」」
特に、「十津川警部シリーズ」については、何度か書きましたね。
2017.2 「新・十津川警部シリーズ」
2017.3 「また訃報が・・渡瀬恒彦さん」
西村作品は、「十津川警部シリーズ」だけでなく、「左文字進シリーズ」、「鉄道警察官シリーズ」などなど、ドラマ化されたシリーズものを数多く見てきました。
が、単発もの、連続ドラマなどなど挙げると、知らない間に結構視聴していたことに、改めて気づかされました。
西村さんといえば、やはり
「トラベルミステリー」
の先駆者。
列車・時刻表を駆使したトリック、それを解決していく刑事たちの活躍が見ごたえがありました。
トラベル=各地の観光地・名所旧跡が見られる。
それを、ミステリーと組み合わせるという、今では当たり前の展開も、西村さんの作品がなければ生まれなかった。
大好きなサスペンスもすっかり下火になり、再放送を繰り返し見ていますが、観光地だけでなく、今はなき列車・路線の数々を見られるのが楽しみ。やはり、列車は「スマホ検索」じゃなく、「時刻表」とにらめっこの方がワクワクしますね。
ただ、これだけスマホ・SNSが発展すると、列車トリックを考えるのも相当ご苦労されたのではないでしょうかね・・
伊東四朗さん演じる亀井刑事も、ドラマの中ではっきり「パソコン系は苦手」と言ってたっけ。
それにしても、「妄想の旅」を楽しめる作品の数は、やはり西村さん原作のものがダントツではないかと。
特に、十津川警部シリーズでは、全国各地を、その土地の列車を活用して巡るので、見ている側は本当に観光気分
自分が旅行でその土地を訪れたとき、既視感があった時は、「ドラマで見たんだな」と思わず笑ってしまいました
そういえば、高知を旅行した時、宿泊したホテルに、渡瀬さんを含めたロケ隊の写真が飾られてました!
2009.9 「高知の旅」
足摺岬(2009年の旅行写真より)
高齢になっても、西村さんは新作への意欲が衰えなかったと聞いています。
活字より映像派なので、新作のドラマ化を期待したいところですが・・・こちらももう叶いませんが、渡瀬さんで見たかったな。
ミステリーの名手がまた一人いなくなって、寂しい限りです。