2024年11月5日から東京証券取引所の株式取引時間が30分延長され、15時30分に変わりました。
変わったからといって、儲けが増えることもなく、延長の意味って何かあるのかなぁ?って思います。
取引時間が延長され、ずーっと疑問に思っていたことがあります。
それは、15時25分から15時29分までの空白の時間です。
通常の取引時間は、100株とか1000株の取引がされていますが、15時24分を最後に15時30分まで取引がなくなるのです。
たまたま、誰も売買していないのかと思っていたのですが、毎日あるので謎に思っていました。
15時30分になると、いきなり356,400株の取引があり、株価が12円も下がるのです。
日によっては20円近く変わる時もあるので、35万株って約15億円とか20億円なので、大口の投資家が売買するから、取引が止まってしまうのかとも思いました。
しかし、他の銘柄も同じように止めるので、不思議に思っていました。
モヤモヤしながら年を越すのもなんなんで、調べてみました。
「株 15時25分」で検索したら、あっさりと分かりました。
大引け前の5分間は「クロージング・オークション」といって、通常の売買が成立しない時間が設定されたそうです。
簡単に言うと、毎日の終了前の5分間は通常の売買はできませんよってことです。
じゃぁ、15時30分の356,400株はナニ?
執行条件を「引成」で注文した注文を15時30分に成立させるのです。
「引成」とは、大引け(終了時間)に成行(金額を指定せずにその時の金額で買う)のことです。
つまり、終了するときの金額で買いた・売りたいという注文のみ、15時30分に成立させるので、イッキに株価が上がったり、下がったりするのです。
売りが多ければ株価は下がるし、買いが多ければ株価がは上がるということになりす。
15時24分に儲かって終わったと思っていても、「引成」が大量にあれば、損して終わることもあるのです。
大引けで買うのか、寄り付きで買うのかの違いだけですが、この間にNYダウや為替取引があるので、得するのか損するのかは世界の情勢を先読みしないとダメですよね。
私は、確実に儲けが出ると判断したときに、通常の指値(株価を指定して買う)でしか売買はしていません。