早起きは三文の徳

何気ない喜びや驚き、発見は日常の中にある

キャバのボーイ君は人材多彩

2023-10-01 11:10:15 | 日記

 もうずいぶん前に、新宿・歌舞伎町のキャバクラ街に出入りしていたとき、気の合いそうなボーイたちともずいぶん親しくなった。混んでて、指名嬢があくまでに客待機席で話すようになった。彼らにも仕事はあるだろうに、「客に絡まれまして」で、済ませているんだろう。

 紹介する一人目は20代前半、役者を目指している。今は舞台やテレビの時代劇中心にセリフのない役が多いという。

 「テレビでは死ぬ役、多いんっすよ」「斬られるとか、いろんな殺され方あるけど、歩道橋や神社の階段とかで転落死って相当痛いんじゃない? 舞台でも階段落ちとかありそうだけど」と聞くと、「確かに多いっすね。けど実はあまり痛くないんっすよ。落ちは慣れれば自分でコツをつかめるので楽勝っす」「へえ、すごいね。じゃ、大変なのは?」「水です。突き落とされたり、水死体で発見されたりする役。これはキツイっすね」。そりゃそうだよね。冷たいし、息も絶え絶えだろう。 

 二人目は、細身のいかにもアスリートな体型だ。「スポーツしてたでしょ」「はい、長距離走です」「10キロはどれくらい?」少しは生半可な知識のあったオレは聞いてみた。「29分くらいです」。これは、速い。「箱根駅伝とか出てたりして」「出ました。成績は内緒ですけど」。すごいよね。職業の貴賤を越えての次元だが、そこまで行ったら、実業団でもなんでも進む先はあったろうに、彼が選んだのはなぜかキャバのボーイ。「28分台出したら、教えてね」。ちなみに瀬古利彦さんはテレビで、「28分台で走れば一流」と言い、司会者に「でも瀬古さんは大学時代に27分台で走ってますよね」と突っ込まれると、「それは超一流というんです」と笑いを誘っていたっけ。

 そんな会話も楽しかった時代は、とうの昔に過ぎちゃったが。


CMの後ろの方に出ている方々

2023-10-01 09:19:23 | 日記

 テレビCMって、どれくらいのおカネ掛けて作ってんのかね? ほとんど意味ないと思うけど。「ほとんどが出演タレント自身のCMであり、商品の印象は残らない」と、世の中では必要ない業種である広告代理店の知人から聞いたことがある。それでも、代理店は儲けたいから、「このタレントを起用して、こういうCGを駆使して」とか、メーカーなんかを言いくるめて中抜きしているんだって。その昔は、テレビCMで売り上げ伸びたっていうこともあったかもしれないけど、今や一般市民としてはテレビCMによる購入意欲への影響はほぼないと思うのだが。

 前置きが長くなったが、本題は、CMに出ているカオもはっきり映らない方々は非常に多い。彼ら、彼女らは演技をどのように受け止め、完成されたCM映像をどのように見ているのだろうということだ。街を歩いているだけの人もいるし、仕事をしているフリをしている人もいる。彼らにギャラはあるのか。趣味なのかはわからない。

 全国紙に全面広告を出した企業が、どれだけ効果があったかと多額をボッタくられた広告代理店の担当者に聞いたところ、「それは発行部数でしか測れないんですよね。それがどれだけ売り上げにつながったのかは説明できません。何人の人の目に触れたかということしか数字は出せません」と答えたという。新聞取る人が減ってるうえに、読んでる人でも広告にどれだけ目を通ているのかね。うまく言いくるめてるなろうな。


女子バスケに喝

2023-10-01 07:24:56 | 日記

 アジア大会の女子バスケ、つまらんな。

 ボール競技3類型というのを大学時代に習ったが、ネットはさみ型(例・テニス、卓球)、身体接触型(例・サッカー、ホッケー)、攻守交替型(例・野球)ということだ(ゴルフはスポーツじゃないということか。よくわからんが)。

 ずいぶん前の話になるが、8月末に男子のバスケW杯を見て、面白いと思った。日本はその2部リーグみたいなところで、その中ならだいぶ格上のベネズエラに4Q途中で15点差で負けていた。日本が負けるのを見るのは嫌だからテレビ消して寝たが、朝、ネットを見ると、逆転勝ちしていて驚いた。

 バスケに好感持っているのは、競技経験があるわけでもなく、技術に関しても戦術に関しても何も知識はないが、昔の田伏から富樫、河村まできっちり七三に固めている選手が多くてこぎれいな感じがあるからだ(解説の田伏はアフロだったが)。それに外国チーム含めて短パンに上着の裾を入れてプレーしている。サッカーみたいなパスカットはほとんどないし、ドリブル中にプレスかけられてボールをとられることもまずない。要は、相手にゴールされるか、シュートをブロックするか、リバウンドを取るかでマイボールにした後、次に自分たちがシュートを決められるかどうかということが競われている。ある意味、攻守交替的要素もあるかもね。だから点もいっぱい入って、接戦になることが多いから、人気があるんだろう。

 それが女子となると、話は変わる。今の男子代表のホーバス氏に率いられて東京オリンピックで銀メダルを獲ったが、アジア大会を見て失望した。明らかに100点取れる格下相手に、3点シュートは打たず、打っても入らず。レイアップ狙って攻め込んでも入らない。お互いだが、ドリブル中にボール取られたり、パスカットも当然のように行われていた。相手が弱いから大勝したように見えるが、まず、男子でいう河村や渡辺みたいな絶対的存在がいない。動きの悪い大柄な選手が目立った。監督が変わったせいか。

 どこまで勝つかわからんが、男子との質の違いを感じた。