けさ、電車に乗っていたら、高校生らしき男子2人が「最近、電車でスマホいじりしてるの減ったよな」「そうだな。ま、いつ元に戻るかわからんがな」と話していた。たしかにオレもそれは感じていた。もちろんスマホにかじりついているのヒトたちもいるが、寝てるのもいれば、ボッとしたりしている人々が増えた。
そして、何より変わったなと思ったのは、本を読んでいる人たちが増えたことだ。
帰りの電車、隣の女のコが食い入るように文庫本を読んでいた。マンガではなく、細かい文字がフツーに並んでいる。横チラ見では、大学生くらいだろう。こないだは、本屋が減り続けていて困ったもんだ、と書いたが、彼女の本は、今や懐かしい本屋の紙カバーにくるまれていた。
スマホで読める小説や読む時間と課金がムダなだけの啓発系もあるし、スマホ用にタテに読むマンガもあるが、冒頭の高校生の会話のように、そんなのやゲーム、SNSにも飽きて、アナログな文化に回帰する若い人も多いのかね。