ぐっすり寝ているらってくんのクッションは
いつものようにおねこよし茶とらで
まさに障害を乗り越えてのにゃかよしで
それを黙って受け入れている風なすまし顔のちーのくんですが
実は
余計な一仕事を終えたところです。
近日中に…なんて言いながらズルズルしてしまい
このままでは一月経ってしまいそうなので
慌てます。
9月末、超大型台風が迫る中金沢に行ってまいりました。
まさかあんなに進路が曲がるなんて思っていなかったし
(予報ではまっすぐ中国に向って抜けるはずだったんですよね)
あらまあ、これは直撃するよってなった頃には
ネットのツアーだったから
キャンセル料金が高くてほぼ全額とかだったので
雨風に打たれるのは覚悟で強行したのです。
結果的に、覚悟をしなきゃいけないのは
雨風では無かったんですけれどー
行先が金沢に決まった時
夫は車で行く!と言っていたんですが
一泊しかできないのに車で行っても観光ができない!
という事で
北陸新幹線かがやきで行きました。
足元が広々して快適でした。
金沢に到着して、
先ずは荷物を預けてしまおうと
駅から5分ほどのホテルに向かいました。
ホテルマイステイズプレミア金沢、に行ったのですが
予約が入っていないと言われ
予約券を見せたら予約をしたのは
金沢ニューグランドホテルプレミアで
フロントの女性に予約券を文字通り
突き返されました
まあ、気づかない我々が悪かったんですけれどね、
突き返すことは無かろう
車で行こうとしていた時にホテル予約だけ取ったのですが
それがこちらのホテルで
新幹線で行くことにして新たに予約した時に
間違えて兼六園の方のエリアのホテルを選んでいたんですね。
とりあえず荷物はコインロッカーに預け
気分も新たに観光開始。
金沢駅のシンボル、鼓門
どうして朱色だと思い込んでいたのかなあ?
金沢駅からバスに乗りひがし茶屋街に向かいました。
精算は降りる時だったので車内で50円玉を二枚夫に渡したら
このおっさんたら、幼児ばりになにやらグズグズしやがりまして
いや、百円玉持ってれば渡してるって‼
わたしなんか50円玉と10円玉5枚だよ‼
それだって同じお金だよ‼
50円玉がみっともないってなにそれ?
…
という『事件』がありましたので
ひがし茶屋街を歩きつつ
「うわ~ステキ!とってもステキ!
でも気分が悪くて全然楽しめな~い」
等とネチネチ嫌味を言い続けてやりました
(ほぼ午前中一杯言い続けてやりました)
ひがし茶屋街は人が多くて写真が撮り辛く
興味があるお店も無かったので
する~っと通り抜け
裏手の卯辰山に出ると全く人がいなくなり
こんなワクワクの坂道を上り
脇にそれて階段を昇り
眺めがよいという宝泉寺に行きましたが
…
…
確かに眺めは良かったものの
これどこ?って眺望だった。
雨は結構降っていましたが
風が無いのでそんなに辛くは無かったです。
見えているのは子来町緑地というそうです。
ひがし茶屋街には引き返さずに坂道を上り
卯辰山をちょろっと散策しながら
街に下りて行きました。
金沢は戦時中空襲に合わなかったため
古い建物がたくさん残っており
古民家カフェが沢山。
浅野川沿いを歩き
中の橋を渡り主計町茶屋街に行きました。
(知らないおじさん)
隣は浅野川大橋です。
ずらりと並んだ町屋。
町家の軒下に
何故か知足のつくばい。
しかも斜めに
ひがし茶屋街の町家はカフェや色々なお店になっていたり
置き屋さんを見学出来たり資料館があったりするので
観光客がわんさと集まりますが
主計町の町家はその多くが町家民泊になっているので
ぐぐっと静かになります。
川沿いの表通りから入って行くとほの暗い細い裏通りになり
更に細い路地の先には
暗がり坂。
かつて旦那衆が人目を避けて茶屋街に遊びに出かけるのに
通った小道だと言われています。
坂の手前にあるお店の入り口の戸が可愛かったんです。
金沢ってウサギと関りが深いのかな?
ウサギの図柄をあちこちで見かけました。
もうちょっと進んだ所に似たような路地があって
今度の坂は
明かり坂。
特に名前の無い坂でしたが
金沢市の依頼で
五木寛之氏の小説の中で登場人物が命名しました。
明るいかと聞かれると
暗がり坂と変わらない気がする。
明かり坂のたもとで見つけたのは
ヨウシュヤマゴボウ。
夫はこれ見る度に
「これだけ旨そうなものをよくぞ食べずに我慢したと
子どもの頃の俺をほめてやりたい」
としみじみ言いますが
いくら昭和の子どもだったからって
普通食べないよ。
ほら、またウサギちゃん。
主計町を抜けて大通りに出て
柳宗理デザイン研究所を見学しました。
柳宗理と云えば調理用品と椅子、のイメージだったのですが
建築デザインも多数手がけていて
その作品は建物のみならず橋なんかもあって、
すごく面白かったです。
小さいスペースなんですが見ごたえたっぷりでした。
建物を通り抜けると泉鏡花記念館
外観だけで大満足し眺めて終了。
こちらは金沢美術工業大学が運営していて
子ども向けのワークショップなども行われているそうです。
ちょっと先に進むとあるのは蓄音機博物館だったかな?
ずらりと並んだビクター犬。
蓄音機に耳を傾けているんですよね。
10センチくらいのサイズのが何故か実家にあったけれど
こうしてしみじみ見ると可愛らしくて
探して持ってこようと思いました。
続きます
猫が似合いそうな、風情ある坂道ですね。
旦那様の50円のお話に、ふと思い出しましたが、
たしかご長男の幸雄さんが卒業祝いか何かのお祝い?
お年玉?かでお金を贈ったら、新札ではなかったことに、
難色を示されたってお話、ありましたよね?
なんだか、100円の金種に拘る旦那様に
似ているなって思っちゃいました(笑)。
しかも上手く活用されているのに感心しました。
埼玉の川越にも蔵造りの通りが有るのですが、
なんか今ひとつパッとせず、ジブリのどんぐり共和国とかスタバとか、ここじゃなくても有るじゃん!みたいなお店ばかりが繁盛して、是非金沢に視察に行くべきですね。
町造りとしてはむしろ京都よりも成功しているんじゃないかという気がします。
長男の…、覚えていて頂いてありがとうございます。
高校1年のクリスマス、サンタさんに現金5,000円をお願いし、
枕元の封筒から出てきた五千円札に
「なんだよ、うちに来るサンタは新札を持ってこないのかよ💢」と文句を言った
『クリプレ五千円札事件』です。
でも翌年のクリスマスは千円の新札5枚をお願いしていて
そこは夫とは真逆の選択だったようですね。