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絵じゃないかおじさんぐるーぷ
ましてや、人間や人間の地位などは千万変化する典型であります。考えることの好きなある種の人間は、何時の間にか心の中に不変の価値に憧れるような思考方法を身につけるようになったのではないのでしょうか。これは、伝染してゆくもののようですし、遺伝するようでもあります。仏教徒といえども、不変の真理への執着からは中々開放されないでいます。
そういう世界に於いて、北極星は不変の真理の実在を確かめさせる現象物でもあったのであります。こういうものに憧れない者はいないでしょう。北極星はほぼ定位置に存在する真理でありました。北極星信仰は、永遠・不変を求める者の心の拠り所でなかったのでしょうか。
仏教徒といえども、僧に成りきれない者は、この信仰を持っているもいました。また、悟りの世界とは、永遠・不変が形を変えた世界でもあります。しかし、その世界にも仏の世界にも、諸行無常の大法則があてはまるはずなのですが、それについては、彼らは、あまり語りたがりません。これは、この世で悟りを開いた者は、ブツブツはん一人なので、後の者は、分からないことなのですから、仕方ないとは思います。
つづく