copyright (c)ち ふ
(雪香も指文字になっている。
声を立てるわけにいかないからだろう。
向かいあっても飽きることのない雪香よ)
{ありがとう。会いたかった}
{わ た し も}
(雪香は糊のきいた布団に横たわった。
オレもその左の横にゆく。
雪香の帯を解くと、白妙の着物の下に、
紅の小染めの下衣をつけていた。
天窓から入ってくる清けき月の明かりに、
雪香の白い白い膚が浮かびあがっていた。
オレの白さとは違う暖かい白さだ。
目が潰れそうだった)
四郎太さん、下帯の解き方も知らない。
やっぱり、初めてなのね、嬉しい。
恥ずかしいわ。
そんなに見つめないで!
つづく
(雪香も指文字になっている。
声を立てるわけにいかないからだろう。
向かいあっても飽きることのない雪香よ)
{ありがとう。会いたかった}
{わ た し も}
(雪香は糊のきいた布団に横たわった。
オレもその左の横にゆく。
雪香の帯を解くと、白妙の着物の下に、
紅の小染めの下衣をつけていた。
天窓から入ってくる清けき月の明かりに、
雪香の白い白い膚が浮かびあがっていた。
オレの白さとは違う暖かい白さだ。
目が潰れそうだった)
四郎太さん、下帯の解き方も知らない。
やっぱり、初めてなのね、嬉しい。
恥ずかしいわ。
そんなに見つめないで!
つづく
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